2016.03.28 [ アーカイブ ]
【台風の時の強い味方】
こんにちは、農地整備課のYOUです。
今回は台風などで行き場を失い、農地に溜まった水を排水するポンプ場を紹介します。
この写真は飯山市木島にある木島第1排水機場です。昭和48年に完成しました。
近くに千曲川があります。
台風などで千曲川の水位が高くなると、千曲川に流れ込んでいる川や水路の水が逆流するため、千曲川に流れ込めなくなります。そこで、千曲川からの逆流を防ぐため千曲川堤防のゲートを閉めます。
その結果、写真ピンクの部分の農地約250haに行き場を失った水が溜まってきます。この水をポンプで汲み上げて千曲川に強制的に排水します。
排水機場の中にある立軸斜流ポンプです。1秒間に3台で7.8m3の水を汲み上げることができます。
ポンプで汲み上げた水はこの水槽に一度入ります。吐水槽と呼ばれるこの水槽に溜まった水の水圧により千曲川に排水します。
吐水槽の中です。ポンプからくみ上げられた水がここから強制的に出てきます。
フラップ弁といいます。水は一方通行で逆流はしません。
県営かんがい排水事業(基幹ストックマネジメント)で新しくしました。
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