2015.07.10 [ アーカイブ ]
小澤征爾ルーム(仮称)に木のぬくもりを!山ノ内中学校の取組み
林務課のM隊長です。
7月9日(木)、山ノ内中学校で空き教室を活用してオープンを目指している「小澤征爾ルーム(仮称)」へ、スギの腰板を生徒が貼る取り組みが行われました。
世界的指揮者の小澤征爾さんは毎年夏に山ノ内町志賀高原を訪れており、その縁で山ノ内中学校で毎年コンサートを開いています。
そのコンサートが今年で30回目を迎えるのを記念して、小澤さんゆかりの品や写真、経歴などを展示する「小澤征爾ルーム(仮称)」を作ることになりました。
空き教室を利用したその展示ルームを木のぬくもりで暖かい雰囲気にしようと山ノ内町が内装木質化を実施しています。
そこで3年生99人が自分たちの想いを書いた板を、自分たちの手で貼ることになりました。
クラスごとにまず廊下に集合。地元産のスギの腰板の裏面に小澤征爾さんへの感謝の言葉と、30年後の自分に宛てたメッセージをマジックで書きこんでいきます。
みんなじっくり時間をかけて、思い思いに感謝の言葉を綴っています。
メッセージを書き終わったら、施工を請け負っている業者の担当者の方から指導を受けて、いよいよ腰板を釘で打ちつけていきます。
当日はたくさんのテレビ局や新聞社の取材があり、生徒の皆さんも「緊張するー!!」と大騒ぎです。
今回の内装木質化には皆様からいただいている森林づくり県民税を活用した「森林づくり推進支援金」が使われています。
この支援金は各市町村が独自に取組む森林づくりや木材の利活用に使われるもので、北信地域でも野生鳥獣の侵入を防ぐ緩衝帯の整備や、森林病害虫で枯れてしまった立木の処理などに使われています。
この「小澤征爾ルーム(仮称)」は今月30日に同校で開催予定のコンサートの際に小澤さんに披露する予定で、その後は文化祭などの際に一般の方にも公開されるとのことでした。
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