こんにちは、農業農村支援センターのNです。

２月14日に令和６年度農業経営セミナーを開催しました。
農業経営に関するセミナー（勉強会）は、農業者が農業経営を行っていくためにぜひ知っていて欲しい内容を毎年変えて行っていますが、今年度は「雇用・労務管理」に焦点を当てて開催しました。

特定社会保険労務士福島公夫先生をお呼びし、雇用環境の整備や労務管理など、経営者として知っておくべき知識を学ぶための講演会と、日頃抱えている雇用や経営に関する課題に対する個別相談会の２本立てでセミナーを行いました。

福島先生は、農業関係の雇用についの知識では県下一二を争う専門家です。

当日も私たちにとって馴染みづらい労働基準法と農業での適用除外についてや、雇用するために必要な、あるいは準備しておくべき事項（例：労働条件通知書、農業でも必要な雇用管理項目　等）を分かりやすく説明いただき、会場からの質問についてもスムーズにお答えいただきました。
（当日は、関係者含め18名内農業者8名とやや参加者少なめのセミナーでしたが、質疑も活発に行われ、アンケート等でも高評価でした）

後段の農業経営相談会では、4経営体が参加しました。事前申込時に各自から提出いただいた相談事項について、福島先生より先に回答をいただき、相談会時に各自へ配布、それを元に相談をすすめました。その場でスッキリ解決しないような相談もあったようですが、かなり役立つ情報を得た経営体もあり、概ね時間ぎりぎりまで相談されていました。

今回のセミナー及び個人相談会の内容から、参加者が学んでいただき、経営改善の一助になればと思います。

また、今回のセミナーは県の「農業経営者総合サポート事業」（国：農業経営者サポート事業）を活用し開催しています。この事業では、経営に関するセミナー等を開催するだけでなく、本来は農業経営者個人が抱える農業経営の諸課題に対して、農業経営相談所の専門家チームが各種専門家を派遣し直接アドバイスする事業です。雇用確保、経営発展、法人化、事業承継等で悩んでいる方にぜひ活用いただければと思います。