こんにちは!林務課です。
今回は飯山市井出川の工事で現在施工中の大型コンクリートブロック谷止工を紹介します。
大型コンクリートブロック谷止工は、別の場所でコンクリート製の大型ブロックを製作し、設置場所まで運んでクレーンで積み上げていく工法です。
大型コンクリートブロックは重量があるので、山間の狭い場所で施工する治山工事です。採用されることが少ない工法ですが、地すべり災害で地盤が強固でなく、豪雪地で工事可能期間が短い当地の特性から、積雪の影響が少ないエリアで先行してブロックを製作しておくことで、施工現場での作業日数を短縮できる大型ブロック谷止工が採用されました。
全国でも谷止工として施工される事例の少ない工法であり、実際にどのように施工しているのか学ばせてもらいたいとのことから、はるばる宮崎県から5名(県職員3名と受注者2名)の方が現場見学に来られました。
まずは現場小屋の前に集合!
設置現場との中間にある集水井(地下水を集める施設)を見学いただきました。
宮崎県で作られているという治山のロゴ入りシャツから治山に対する並々ならぬ情熱を感じます🔥
歩いて20分で現場に到着!
バックホウで大型コンクリートブロック(重さ2t)を吊り上げて組み上げていきます💪
宮崎県の皆さんは、とても熱心に見学されていました!
大型コンクリートブロック設置工程実演のあと、質問タイムとなりました。
飯山市井出川の現場では、全体で2,557個の大型コンクリートブロックを設置し、索道を使って深い谷底まで運びます。
あまり効率の良い運搬方法ではないため、設置個数700個/年程度の見込みで工事を進めています。 今年で全体の半分ほどの設置を終える予定です。大型コンクリートブロック谷止工を含め井出川地区全体の工事完成まであと2年かかるものと思われます。
当工事の受注者である(株)北信ボーリングの皆様、
現地見学会ご協力ありがとうございました!!
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