こんにちは、農地整備課です。
5月20日に行われました、夜間瀬かんがい排水事業組合が主催する「水神祭」に参加させていただきました。
澄んだ青空が広がる中、地域の皆さんとともに水の神様に感謝を捧げ、今年の豊作と農業用水の安定供給を祈願しました。
山ノ内町・夜間瀬地区では、江戸時代末期から明治時代にかけて、奥志賀高原の清らかな水を活かした農業用水路が整備されてきました。
しかし、長年の使用により水路は土水路で、維持管理が大きな課題となっていました。そこで昭和51年から平成6年にかけてパイプライン化する大規模な改修が行われました。剣沢ダムや調整池の整備も進められ、現在も地域の皆さんの手で丁寧に維持管理が続けられています。
このパイプラインで引かれた水は、水田だけでなく、りんごやぶどうなどの果樹園にも供給され、約330ヘクタールの田畑を潤しています。地域の農業を支える大切なインフラとして、今もなおその役割を果たし続けています。
そして令和8年度からは、さらなる大規模な更新事業が始まる予定です。
先人たちの知恵と努力を受け継ぎながら、次の時代へと歩みを進めています。
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