北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信州からごきげんよう

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クマの集落誘引防止対策 柿の木の伐採(R7.12.16)

北信管内の飯山市では集落へのクマの誘引防止対策として、森林と集落の間に点在する個人所有の柿などの果樹伐採に対する補助事業を今年度からスタートさせました。
市の事業で補助対象としているのは、住宅から山間部に向けて減速100m以内にあり、鳥獣を集落内に引き寄せる果樹(柿、栗、クルミなど)としており、事業者に支払う伐採委託料の半額以内、1本当たり3万円を上限として補助する内容となっています。
柿の木は日本の里山の原風景の象徴であり、この北信地域にも集落や山ぎわに多数点在します。
先人が植えて大切にしてきた柿の木を伐ることは心苦しいが、集落や身の安全には代えられないという市民の声の中、飯山市に対して多くの補助申請がなされたそうです。
(11月27日現在で、51件96本の伐採申請件数)
今年の秋は北信地域の森のドングリ類の実りは不作と言われており、11月以降もエサを求めるクマが里に出没する状況が続いています。
柿の木の伐採事業の取組は、クマの集落出没と里におけるクマとの遭遇機会を減らすことに繋がり、地域の皆さんが安全に安心して暮らせる環境づくりに資する取組として大きく期待されます。

飯山市で伐採された柿の木(R7.9.25)

 

●リンク 北信のクマ注意情報(北信地域振興局林務課HP)

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