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【SDGs×地方創生×対話と協働】地域おこし協力隊定着支援研修会を開催しました

11月16日(水)飯山市文化交流館なちゅらで、地域おこし協力隊と市町村担当者向けの「地域おこし協力隊定着支援研修会」を行いました。

講師は、地域商社いなかだから代表の江坂 侑(えさか ゆう)さん
江坂さんは、元岐阜県関市地域おこし協力隊で、任期中は元号(平成)と同字の地「平成(へなり)」を盛り上げよ!というミッションのもと、元号をキーにしたまちおこしに励みました。任期後は、企業・自治体向けのSDGs研修や地域おこし協力隊向け研修の講師をはじめ、ホームページ制作、デザイン業務など多様な分野で活躍し、複数の職業(複業)を組み合わせて柔軟に働く「マルチワーカー」を提案しています。

10時から16時までの研修は、多彩に活動する江坂さんならではの
現役時代のコミュニケーション経験の話
地域おこし協力隊の出口のひとつ「マルチワーカー」という生き方
傾聴力・質問力アップを目指した、参加者同士の対話の場
SDGs de地方創生カードゲーム
など、盛りだくさんの内容でした

午前の部のテーマは、「よいコミュニケーション」とは?協力隊活動を進めるためには、地域・協力隊・行政担当者のコミュニケーションが大切です。人生の背景を知る「ディスカバリーインタビュー」では、お互いの歴史を知り合うことで、参加者の親密度が深まっているようでした。

自分からは話さないことでも質問されると答えちゃう自分のこと・相手のことを共有するのは、コミュニケーションの第一歩ですよね

午後の部は、「SDGs de地方創生カードゲーム

このゲームは、SDGsに関する多様なプロジェクトを実行して12年間のまちづくりを行いながら、持続可能な地域のつくり方を理解するゲーム型プログラムです。
参加者は与えられたアイテム(お金・人材など)を交換したり、持ち寄ったりしながら、プロジェクトを進めていきます。

とてもリアリティのある設計で、何もプロジェクトを行わないとまちの人口が減ってしまったり、個人の利益を優先すると上手く進まなかったり…
「どうしたら人口が増えるのかな?」「この事業は、環境に悪影響じゃない?」「一緒に事業やろうよ」などの声があちこちで聞かれました。自然と「対話と協働」が行われ、会場内に一体感が生まれていくのを感じました

ゲーム後の振り返りの時間では、「思うように成果がでなくて悔しい、またやりたい!」との声が。まちづくりの難しさと楽しさを同時に感じられました。

参加者からは、「全員が個人の利益を追求していては、SDGsを達成する社会の実現は難しいと学んだ」「その街を良くしていこうとする者同士が、ゴールを共有し合うことが大切だと感じた」「目の前の業務が、任期後や未来の自分にどう活かされていくか、想像力を持たなければと思った」といった感想が寄せられました。

地域おこし協力隊は、地域の魅力発信、移住・定住促進、農業…など様々なミッションで地域活性化に取組んでいます。
地方創生のキーパーソンである地域おこし協力隊と行政担当者の皆さんが、「地域活性化とは何か」をいま一度考える機会となったようです

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