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第39回森の音楽祭 小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2024 受講生による音楽会が開催されました

商工観光課です。

「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」をご存じですか?
今年2月に逝去された世界的な指揮者の小澤征爾さんが、世界に通用する弦楽器奏者を育てようと奥志賀高原で始められた、弦楽器奏者のためのアカデミー(教育プログラム)です。

このアカデミーは、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)で1996年から開催された「若い人たちのためのサイトウ・キネン室内楽勉強会」を前身として毎年行われており、音楽会自体は1986年に始まって、今年で39回目となりました。
世界トップレベルの弦楽器奏者が講師となり、オーディションで選ばれた若手演奏者が奥志賀高原の自然豊かな環境の中でレッスンを受け、その成果は「森の音楽会」をはじめとするコンサートで披露されます。

(アカデミーでの様子 :写真提供「特定非営利活動法人 小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」)

奥志賀高原と小澤さんとの関わりは、小澤さんのお子さんたちがスキー教室で奥志賀を訪れたときに小澤さんが一緒について行ったのが始まりとのこと。小澤さんはスキーがお好きで、奥志賀高原の地元の人とも仲良くなり、ここがすっかり気に入って家も建て、音楽の仲間を連れて音楽会を開くようになりました。
奥志賀は小澤さんにとって特別な場所だったそうです。

今年は7月20日から27日までアカデミーが行われ、7月28日(日)に、奥志賀高原ホテル「森の音楽堂」で、「第39回森の音楽会」が開催されました。

(森の音楽堂 :写真提供「特定非営利活動法人 小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」))

奥志賀高原「森の音楽堂」は、“音楽堂”という名のごとく、高原にある木造りの小さなコンサートホールです。この日、開場時間(午後3時)前から多くのお客様が訪れ、客席は満席でした。

この音楽堂は客席の後方に楽屋があり、演奏者(アカデミー受講生)が楽器を手にして客席の間を通ってステージに登場すると会場を拍手が包みました。

演奏会の第1部はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる弦楽器四重奏です。受講生4名が1組となり、各組がそれぞれ1つの曲を演奏しました。

第1部の演奏曲目です。
モーツアルト:弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K575より
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.13より
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番 へ長調 Op.18、№1より
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調より
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10より

(四重奏:写真提供「特定非営利活動法人 小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」)

第1部が終わったところで休憩時間となり、来場された方に感想を聞いてみたところ、
「この音楽会にはこれまで何回も来ており、演奏する皆さんは受講生とはいえプロの演奏です。小澤先生の室内楽が大切という精神が感じられ、今後も受け継がれていってほしい。また、演奏を聴くとこの場所を小澤先生が愛していたのが伝わって来て、お元気な頃の小澤先生を思い出します」と感慨深くおっしゃっていました。

第2部は、第1部に引き続き受講生4名による弦楽四重奏で ブリテン:弦楽四重奏曲第2番(ハ長調 Op.36より)と、受講生全員による チャイコフスキー:弦楽セレナード(ハ長調 Op.48より)が演奏されました。

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