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中野市の小柳農園(こやなぎファーム)新井康寛さんが中日農業賞で農林大臣賞を受賞! 

 
中野市の小柳農園(こやなぎファーム)新井康寛さんが中日農業賞で農林大臣賞を受賞しました。 
その報告に北信地域振興局へ来られました。

 小柳農園(新井康寛さん:中野市柳沢)は、果樹栽培やきのこ栽培といった園芸品目の栽培が盛んな中野市にあって、数少ない若手お米栽培専業農家です。高社山の西部、千曲川沿いの北信合同庁舎周辺から飯山方面にかけて水田が広がりますが、その24haでコシヒカリだけでなく、長野県育成の「風さやか」や酒米の「山恵錦」等を栽培。地域の水稲農家の作業受託を合わせると50haという大規模面積でお米を栽培されています。

 今回、地域社会に貢献し、新しい経営理念で農業をリードしている青年農業者を顕彰する「第78回 中日農業賞」(中日新聞社主催 農林水産省と中部9県が後援)の長野県代表として新井さんを推薦させていただいていたところ、見事「農林水産大臣賞」の栄誉に輝くことができました。
 3月1日には、名古屋市においてその贈呈式が行われ、ご家族で参加されました。そして、先日その報告に、北信地域振興局長を訪ねて来られました。

 新井さんは、名古屋市内の大学を卒業後、地元に戻って平成14年に就農し「小柳農園」を設立されました。地域の水稲共同育苗の管理責任者を務めたことから、栽培水田の集約化を進め、併せて作業受託も増やすことで、地域の水田遊休化防止にも貢献されました。 
また、徹底的な減農薬栽培を進め、そのお米は「信州の環境にやさしい農産物」にも認定されています。そして、地域の受託農家と栽培改善を図りながら地元の学校給食へ米を供給する体制を作りました。これらの取組から地域の信頼を集め、平成24年皇室新嘗祭へ献穀されるなど、そのお米の品質はまさに折り紙つきです。

 地元の農業青年クラブである下高井農業青年の会「ぽぷり」の会長を務め(平成22年~23年)た際、活動の一環として名古屋市金山駅で独自のマルシェを始めました。地域の若い農業青年の交流や活動の活性化を進め、さらに販路の拡大につなげることができ、この活動は現在も続いています。

 中野市「売れる農業推進室」が企画した地元酒蔵との「酒米プロジェクト」に加わり、長野県が育成した「山恵錦」を率先して栽培し、酒蔵の求める品質を追求し、地元企業との、まさに「農商工連携」による中野市オリジナルの酒造りを行うなど地域と連携した6次産業化も進めています。

 贈呈式では審査委員長を務められた福島大学 生源寺眞一教授から、その深い探究心と地域を思う心について高い評価をいただきました。また、消費者(実需者)の声をその経営に的確に反映されていることも評価しながら、「味わう力の大切さ」にも触れ、食べる側の判断力もこれからの農業を支える上で重要な観点になっていることも加えられました。


 贈呈式には新井さんのお二人のお子さんも出席されました。
少々緊張していたようでしたが、輝くご両親の姿を見て、これからもそれを誇りとして成長されることを期待したいと思います。
 親の世代の農業者がその輝く姿を子供に見せて行くことが、次の世代に農業を継承するうえでも大切で、今回は大変良い機会だったと思います。

 今後新井さんは、「米×観光」の視点で、地域観光産業との連携を進め、湯田中渋温泉郷の女将の会との連携に取組み、こだわりのお米を使ったせんべいの商品化も行いたいとも考えています。
さらに、マルシェで培った販売力を使い、各種商談会に参加しながら、海外販売(台湾・香港・ハワイなどへの販売)を積極的に進めたいとその意欲を語られました。

贈呈式では、新井さんの「風さやか」や御餅、地元酒蔵との協同によるお酒などが並べられ、そのPRができました。


 改めて新井康寛さんの今回の受賞をお慶び申し上げるとともに、今後のご活躍を期待申し上げます。そして、新井さんの経営から、多くの方が信州中野市の農業の魅力に関心を持っていただきたいと思いました。

 

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