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地域の山づくりを進めるために ~森林環境譲与税を活用した取組み~

こんにちは。総務管理・環境課(自治法派遣中)のよっし~です🍃。
北アルプスの峰々にも雪が随分積もっていますね。
当地域の見所の一つは、北アルプス等の風景、四季の美しさだと思います。
美しい景色を構成する山々の森林・・・北アルプス地域振興局管内の84%が森林となっているのを知っていましたか?
(日本の国土の67%、長野県の県土78%の森林面積に比べても、森林が多い地域なのですね~)

四季を彩る森林(特に人工林)は、人の関わり(適切な山の手入れ 等)による保全・維持が必要です。しかしながら、手入れ不足の人工林の増加や世代交代等により管理ができていない森林も増えてきています。
このようななかで、森林所有者の特定・境界の明確化に時間や労力がかかっています。
(当地域の森林における国土調査の進捗率 3%:全国平均45%)

【白馬村での取組み:森林整備に向けた調査】

赤色で囲んだところの森林整備(間伐)を行います。

 

【大町市での取組み:間伐の実施】
間伐の実施前


間伐、枝落とし、表土の移動を抑える筋工を施工

光環境が改善され、この後、草本類・樹木が混じってきます。

地域の森林・林業関係者の支援・指導、山づくりの方針等は主に県が担っていますが、森林の防災機能の強化、地球温暖化対策等を更に進めるため、平成30年度に森林経営管理法 ※ が新しい法律として成立しました。(令和6年度から森林環境税として、年間1,000円の徴収が始まります)
令和元年から別の財源を活用して市町村に譲与されています。市町村では、森林整備を行いたい森林所有者と林業事業者をつないだり、市町村自らが発注して森林整備を進めたりしています。適正な森林管理や林業経営の効率化を通して、災害を防いだり地球温暖化防止等の森林の公益的機能を向上する取組みを加速化させています。
このような、山づくり、森林の公益的な機能を十分に発揮する仕組み・方策を国・県・市町村が連携して進めてまいります。
(以上、県から市町村派遣中の、組織・仕組みづくりを担っている職員からでした)

また、当地域の取組みを次のホームページで紹介しています。ご覧ください。

〇北アルプス地域での森林経営管理制度を進める取組のご紹介
https://www.city.omachi.nagano.jp/00010000/doc/00010200/kitaalpskyogikai.html

※ 森林環境税:令和6年度から国内に住所のある個人に対して課税される国税。市町村において、個人住民税均等割と併せて1人年額1,000円が徴収されます。その税収の全額が、国によって森林環境譲与税として都道府県・市町村へ譲与されます。森林環境譲与税は、市町村では、「森林整備及びその促進に関する費用」に、また、都道府県では「森林整備を実施する市町村の支援等に関する費用」に充てられます。

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TEL:0261-23-6500
FAX:0261-23-6504