2018.06.27 [ 北アルプス地域の歴史・文化・暮らしその他 ]
北アルプス発、世界のトップブランド
北アルプス地域振興局です。
大町市にはその筋の方には超有名な、高品質のギターを製造する工場があります。
その名は、フジゲン㈱。日本一を目指して富士の名を冠したそうですが、その実力は世界トップレベル。
地域の産業を理解するために、お邪魔させていただきました。
ここでは、ギター作りの工程をご覧いただきましょう。
まずは、材料から。
ギターの主要な材料は、木材です。
エレキと言えども、木材でその音色が違ってくるそうで、材料選びは大切です。主要木材は海外産ですが、条件が合えば県産材も使ってみたい、とのこと。
また、木取りの仕方で製品の見栄えが大きく変わるので、厳しい視線が注がれます。
吟味した材料から木取りし、ギターの各パーツを作っていきます。
各工程で繊細な工作と調整、厳しい品質管理がなされて、ギターが作り上げられます。
この工場では、現在1日約100台のギターが生み出され、国内だけでなく世界各国の演奏家のもとへと届けられます。
また、工場の敷地内には、「ファクトリーハウス」という資料館があり、レトロなボイラーや世界から取寄せた銘木、端材で作ったというギターの形をしたマウスパッドや、アクセサリーも展示されていました。これらには、仕事を忘れて思わず見入ってしまいました。
見学を終えて、地域には世界的な素晴らしい技術を持った企業と、それを支える人がいることを改めて認識しました。
フジゲンの今福さん、お忙しい中ご対応有り難うございました。
なお、フジゲン(株)について、詳しく知りたい方は下記ホームページからご覧いただけます。
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