2016.09.21 [ その他 ]
【知られざるSABOの魅力】砂防施設ガイドブックを作成しました!ぜひ、ご覧ください!
2つ目は、コンクリートブロックのピラミッドのような砂防堰堤です。
重さ3トン、縦横4mぐらいのワッフルのような形のコンクリートブロックを4400個以上計画的に積み上げて造った砂防堰堤があります。
現場が堆砂敷きで、地盤そのものの支持力が小さいため、地盤の沈下に対応でき、河床内での工事期間を短縮できるブロック堰堤が採用されました。
ブロック会社から鋼製の枠を借りて、現場近くで組み立て、コンクリートを打設し、5日くらいで型枠をはずし、据え付けます。
ある意味、ワッフル型コンクリートブロックを積み上げた、砂防版現代ピラミッドとも言えるのではないかと思います。
是非、実物を見て欲しいと思います。
3つ目は、ワイヤネット式の砂防堰堤です。
通常、多くのダムはコンクリート構造で出来ています。
どっしりと重量がある黒部ダムのようなイメージが普通だと思います。
ワイヤネット式砂防堰堤は、全く違う考え・構造で、土砂を食い止めます。
レースのカーテンを谷間に設置して、柔らかに土砂を受け止めるイメージを想像してください。
両方の岸にメインのワイヤーを固定して、中央部には縦にネットが何本も下がり、上流から来る大きな石や木を掴まえます。
河床にあまり手を加えずに容易に架設でき、環境面に優れ、工事の安全面でも優れています。
ちょっと頼りない感じですが、十分に役割を果たします。
柔らかで可憐な感じが魅力的な砂防堰堤です。
ここで、ちょっとクイズを出題させてもらいます。
SABO・karaoke・judo・sushi に共通することは何でしょうか。
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