2010.08.26 [■四季彩だより~信濃の国から~]
Vol101■読まなきゃチョーソン市町村(千曲市)
今回の「読まなきゃチョーソン市町村」は、長野県庁でインターンシップ研修中の太田(大学3年生)が担当します。
私の出身は、長野県の北部に位置し、千曲川を中心に東西に広がる千曲市です。“一目十万本”とも言われる日本一の「あんずの里」や「姨捨の棚田」で有名ですが、忘れてはならないのが100年以上の歴史を誇る“戸倉上山田温泉”!
そこで今回、戸倉上山田温泉街の魅力を再発見しよう!と現地取材に行ってきました!!
「かめ乃湯」の露天風呂
まずは、公衆浴場「湯元 かめ乃湯」にて、温泉街の女将さん達と亀清旅館の若旦那タイラーさん(米国・シアトル出身)に戸倉上山田温泉の“おすすめ”についてお聞きしました。
一番の自慢は何と言ってもその「お湯」!
戸倉上山田温泉は、「美肌の湯」「美人の湯」とも呼ばれていますが、女将さんによると、お湯がとても“柔らかい”とのこと。刺激がほとんどなく、肌になじむということでしょうか。お客さんからもお風呂上りの化粧のノリがよいと好評なんだとか。
それはなぜなのでしょう?“源泉かけ流し”であるところに秘密があるのでは?…というわけで、旅館や外湯に配湯している上山田温泉株式会社さんにお話をうかがいました。
最初に案内していただいたこの源泉の温度は約60℃。
飲むこともできますが、熱いので注意しましょう。(筆者)
この会社では15本の源泉を持っているそうです。それぞれの源泉でお湯の温度が異なるため、水を一切加えずに数本の源泉をタンクで混ぜ合わせて温度を調節しているんだそうです。
いくつかの源泉が一つのタンクの中で勢いよく混ざり合うことで“もみ湯”が行われ、お湯が柔らかくなっているのかもしれないとのことでした。
数本の源泉が集まるタンク
タンクの中で“もみ湯”効果が?!
ちなみに、平成19年7月の中越沖地震の直後、ある源泉の井戸の水位が10数m上がったんだそうです!遠く離れた所の地震の影響を受けたんでしょうか?びっくりですよね。
次に、温泉街の一角の公園にある足湯へ、女将さんとタイラーさんに案内していただきました。
気軽に温泉を楽しめるだけでなく、地域の交流場所にもなっていて、一緒になった人たちともつい会話がはずみます♪皆さん気持ちよさそう~。
「からころの足湯」にて(女将さんとタイラーさん、地元の方々)
今、温泉街では、温泉以外の魅力も伝えたいと、レンタサイクル事業も展開されています。また、10月に開催される「荒砥(あらと)城まつり」に合わせて、ハロウィンの仮装コンテストなども企画されているとか。
☆「荒砥城」についてはこちら≫(パソコン用)
そのほかの温泉街の新しい観光スポットも紹介していただいたので行ってみました。
「にしざわ貯金箱かん」は、日本でも有数の大規模な貯金箱の博物館。世界の貯金箱から最近のキャラクターものまで、7000点にも及ぶ所蔵品の中から常時3000点以上の貯金箱を展示しています。その貯金箱の多さにびっくり仰天!!子供から大人まで楽しめること間違いなしですよ♪
ところ狭しと並ぶ貯金箱たち
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