信州魅力人

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健康茶をつくり続けて60年以上 黒姫山のふもとでつくられる「えんめい茶」

いよいよ1ヶ月後、4月15日に迫った長野マラソン。
長野市内ではトレーニングするランナーの姿も多く見られるようになってきました。マラソンだけでなく、ウォーキングにジョギング、登山などなど、世はまさに「健康ブーム」。「生活習慣病予防」や「メタボ対策」など耳にタコ…という方も多いのではないでしょうか?

近年の健康ブームのずっと前から、健康茶を作り続けている長野県企業があります。黒姫山のふもとにある黒姫和漢薬研究所。会社の名前は聞いたことがなくても、「えんめい茶」なら、長野県民にはおなじみですね。
長野県のすごいものづくりをご紹介し、そこに携わる人物の魅力に迫る「信州魅力人」。今回は60年以上健康茶を造り続ける、黒姫和漢薬研究所社長の狩野土(かのうはかる)さんです。

健康茶の先駆け「えんめい茶」

―黒姫和漢薬といえば「えんめい茶」が有名ですよね。あらためて看板商品の「えんめい茶」とは、どんなお茶なのですか?

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「えんめい茶」は、まだ日本に健康茶という概念が無かった時代に生み出された、健康茶の先駆けのような製品です。
原料は、このあたりに自生しているクマザサやクコ、それから、県外産になりますが富山でとれるハトムギ、ケツメイシ。いちばんは「えんめい草」ですね。こうした原料をブレンドしているお茶です。
味は、麦茶とほうじ茶の中間のような味です。

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開拓集落のひとびとが「元気」に過ごせるために生まれたお茶

―うちの息子が「えんめい茶」のテレビコマーシャル大好きなんです。CMが流れてくると、「うんめぇ~」と真似しながら(笑)飲んでいます。
「えんめい茶」は優しい味が特徴ですよね。親としても安心して子どもに飲ませられるし、香ばしくてもちろん大人が飲んでも美味しい。

まさに、このお茶は小さな子どもからお年寄りまで、誰もが飲みやすいよう工夫して作ったお茶です。

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そもそも、このお茶は、長野県信濃町の開拓集落の生活の中から生み出されたんです。
当時は病院も遠くにありましたし、薬なども高くてなかなか買えないときに、開拓集落の皆さんが元気に過ごせるようにという思いで作ったお茶ですので、子どもからご年配の方だれでも飲んでいただくことができます。
映像では分かりませんが、香ばしいかおりがするでしょ。

―はい、とてもいいかおりですね。

ちょうど今日は原料のハトムギを焙煎している匂いなんですよ。


黒姫和漢薬研究所はの創業は1947年。
第2次世界大戦後、黒姫高原に開拓者として入植した現社長の父、狩野誠氏が創業しました。当時の黒姫高原は医者も少なく、薬もなかなか手に入りません。
そこで、毎日口にする「お茶」のようなもので、健康を維持していくことができれば…と黒姫山麓のクマ笹やえんめい草、更に昔から体調を整え健康に良いとされるハト麦やクコ、ハブを原料とする「えんめい茶」をつくりました。

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「えんめい茶」は、味や香りに癖がなく、飽きが来ない飲み物として口コミを中心に全国に広がっていきました。
かわいらしいアニメ「ヤギが見つけた『えんめい茶』…うんめぇ~」のテレビコマーシャルは、長野県民なら一度は見たことがあるでしょう。


―「えんめい茶」は、全国で販売されている?

全国で販売しております。
北は旭川から南は那覇まで、全国津々浦々の百貨店、薬局、それから自然食や健康食品を扱うお店で扱っていただいています。
また、なかなか外にお買い物に行けない妊娠中の方やお年寄りの方のために、自社でも通信販売部を設けて、こちらから作りたての製品をお送りするサービスも行っております。

実は「あのお茶」も黒姫産!400種類の商品

―黒姫和漢薬さんがここでつくるのは「えんめい茶」だけでなく、さまざまな商品がありますよね。

そうですね。
例えば、ドクダミ茶、杜仲茶、ヨモギ茶などの製品を、この工場で約400種類くらい作り出しています。
もちろん、黒姫和漢薬研究所のブランドだけではなく、有名な化粧品メーカーのお茶であったり、有名な食品メーカーのお茶も作っております。
また、ファミリーレストランのお茶など、ドリンクバーで飲むお茶も作っています。

会社の名前は黒姫和漢研究所、「研究所」という名前がついていますから、研究にもかなり力をいれています。いちばん研究費をかけたのがこれ「快三七人参花」というお茶です。
京都薬科大学生薬学教室の吉川雅之教授が研究した素材をもとに共同研究してきたもので、三七人参の花を主成分に作ったお茶。「売れる」「売れない」ということではなく、研究した証を残そうということで、平成21年に特許をとりました。

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長寿長野県のイメージにぴったりの「えんめい茶」

―「えんめい茶」そのものが長野県のブランドイメージを高めている、長野県らしい製品ですよね。

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皆さんご存知の通り、長野県は沖縄県をしのぐ、全国一の長寿県です。
「えんめい茶」のコンセプトは、まさに長寿です。

長野県の場合はよく言われるんですが、高齢者の就業率が非常に高いんですよね。元気で生涯働き続けている方がいらっしゃる。そんな中で長野県=長寿県、長寿県=えんめい茶という、健康で長寿というイメージ、本当に長寿のためにお役に立てているんじゃないかと自負しています。

―えんめいの由来は、「延命堂」の“えんめい”ですか。

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命を延ばすというのは、本当に人間の切実な願いだと思うんです。だれもが愛しいひとに少しでも長く生きてもらいたい。その願いが表れた文字が「延命」です。そういう願いを込めての「えんめい茶」にしました。

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