こんにちは、わしはようせんじいや。
本名は坂本養川じゃ。
この画期的な水路のおかげで田んぼに水が入るようになり、諏訪地域の米の生産量は大きく向上しました。
養川は、亡くなるまでに諏訪地方で15の「堰」(せぎ)をつくりましたが、
今も変わらず地元の人々に大切に管理され、多くの田に水を運んでいます。
茅野市にある「滝之湯堰」は全長13.5km、497haの水田を潤す諏訪地域では最も大きく、重要な「堰」です。
平成28年には、その歴史と画期的な技術が国際かんがい排水委員会(ICID)から認められ
「世界かんがい施設遺産」に登録されました。
しかし、開削から230年余りが経過し、漏水や護岸浸食などが問題となっていました。
そこで平成24年度から諏訪地域振興局が事業主体となって延長3.2km区間の改修工事が行われて、
6年の歳月を経て、完了を迎えました。
完了に併せて、4月24日茅野市滝之湯堰土地改良区が竣工式を開催し、工事の無事完了を祝いました。
改修された「滝之湯堰」(たきのゆせぎ)
関係者約60名が出席した竣工式
大昔から地域の人々の生活を支えてきたこの「堰」を大切に守り、
次世代へと引き継いでいくことが今のわたしたちの責任です。
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