2018.03.01 [ 【目】自然・景観 ]
「わらにょう」を知っていますか?
農地整備課のUです。
今日は、茅野市下古田で不思議なものを見つけましたのでご紹介します。
皆さんは、左端に写っている大きなどんぐりのようなものは何だと思いますか?
これは「わらにょう」というものだそうです。
詳しくお話を伺うため、茅野市の多面的機能支払交付金の活動組織である下古田区農地・水・環境保全対策協議会の倉澤協議会長にお話しをお聞きしました。
倉澤協議会長のお話によりますと
この「わらにょう」は、田畑を耕す牛や馬の冬期間の保存食として、また次の年の農作業に使用する為に昭和30年代頃まで諏訪地域ではどこでも作られていました。
農村の原風景である「わらにょう」は、八ヶ岳連峰の裾野に広がる田園風景に諏訪地域独自の景観を造りだしています。
この写真は毎年1基ずつ作っていたもので、遠くに見える八ヶ岳連峰と田園にある「わらにょう」の風景が心を和ませてくれます。
今年度からは、より多くの方に見ていただこうと場所を変えて作成しました。
「わらにょう」の製作には技術の伝承が重要ですが、現在、「わらにょう」作りの指導者として、14名の匠(たくみ)が中心となって、農村文化の伝承に努めています。
地元紙にも取り上げていただき、県内外からこの風景を見たいと観光客が訪れていますので、みなさまもこの風景を見にお越しください。
【下古田区農地・水・環境保全対策協議会の活動紹介】
茅野市下古田区農地・水・環境保全対策協議会は、茅野市東部の八ヶ岳の裾野に広がる農地約16haを対象に、農地維持活動、共同活動を行っています。
自治会と親密な連携のもと組織一丸となって、農村地域保全活動に取り組んでいます。
平成19年度から農地の保全や地域の環境整備などの活動に取組んでおり、農地が荒廃してしまわないよう、地域住民との共同の草刈、農道の補修に加え、道路わきのスイセンの植栽などを進めています。
■農地の荒廃化防止の共同草刈作業
■農道を直営施工で補修
■スイセンの植栽と道路清掃作業
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