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諏訪湖アートリング第11回「根津八紘美術館」

少々ブランクが空いてしまいましたが、先日、8月23日(金)からの開催が決定した「諏訪湖まちじゅう芸術祭」を盛り上げていくため、諏訪湖アートリング協議会加盟の美術館・博物館紹介コーナーをそろそろ再開したいと思います。

第11回は、「根津八紘美術館」です。

根津八紘美術館は、平成18年、下諏訪町にオープンしました。
町内で産婦人科病院を経営する根津八紘先生自らが制作した「書画」等を展示する美術館で、キャッチフレーズは、「いのちを愛する根津八紘の絵と絵字の美術館」です。一時休館していましたが、このたび再オープン。アートリング協議会にも再加盟し、「諏訪湖まちじゅう芸術祭」にも参画することとなりました。

作品の特徴は、日本の四季が織りなす美しい風景を、淡いタッチで描いているところです。日本画絵具の美しい色使いからは、いのちを大切にする先生の優しさが感じられます。


1階はカフェ、2階が展示スペースとなっています。
今は、企画展「石川文洋の見たフクシマ」が開催されています。






石川文洋氏は、沖縄県生まれのフリーカメラマン。昭和40年から43年まで南ベトナムの首都サイゴン(当時)に滞在し、戦場の取材に当たりました。「戦場カメラマン」「報道カメラマン」「私が見た戦争」など、著書も多数あります。

平成23年3月、東日本大震災発生。石川氏は、被災した福島県を取材しました。がれきの山、ガードレールに乗り上げた自動車、餓死した家畜など、戦場さながらの生々しい写真。そして想像を絶する状況の中で強く生き抜く人々の姿。




震災の現実を私たちがどのくらい理解できるかわかりませんが、復興のためにも震災の記憶は絶対に風化させてはならない、と再認識させられる一日となりました。この機会に、諏訪地域住民の皆さんをはじめ多くの方々に美術館にお運びいただき、石川氏、そして福島県の皆さんの思いを感じ取っていただければ、と思います。

企画展は7月1日(月)まで。また、6月29日(土)午後2時から、諏訪マタニティクリニック3階多目的ホールにて、石川文洋講演会「私が見た戦争とフクシマ」が開催されます。ぜひ御参加ください。

なお、企画展開催中は、下諏訪町大社通り「ギャラリー下諏訪(苔泉亭内)」にて根津八紘先生の作品を展示しています。美味しいおそばとともに作品をお楽しみください。7月3日(水)以降は、通常どおり「根津八紘美術館」に戻るそうです。

【根津八紘美術館】
長野県下諏訪町立町3528-8
TEL:0266-78-6270

【開館時間】
10:30~18:00(入館17:30)
休館日/毎週火曜日

【入館料】
無料

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