2015.07.10 [ 南信州の観光・自然・花 ]
里山へ行こう:恋しい人に?オ・ト・シ・ブ・ミ
林務課、ハヤシツトムです
通信手段が限られていたその昔
恋しい人に想いを伝えるために、彼の方のお傍にそっと「文」を置いたのだとか
そんなロマンチックな名前を持つのがこのオトシブミ、体長1cmほどの甲虫だ
里山の木々が葉っぱを開くと「フミ」の製作を始め、この時期そろそろ終わりを迎える
そこここに散らばる「落とし文」(葉っぱがきれいに巻かれたもの)がその目安
サイズや使われている葉っぱの種類は様々だが、基本的な形は筒状で、
葉っぱの真ん中の軸(主脈)を境に二つに折りたたみ、
先端からクルクル巻いて、元のところで折り込んで止めているようだ
中には、卵が産みつけられているはずで、この巻かれた葉を食べて成虫にまで成長する
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