2015.03.06 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
「飯田の町に寄す」と ムーミンと 「いとうや」さん
飯田 ゆたかなる町
財に貧富あれども
身に貴賤ありとおぼえず
一什一器かりそめになく
老若男女みなそれぞれの詩と哲学とをもつ町
飯田 天龍と赤石の娘
おんみさかしくみめよく育ちたれど
いま新しき時代に生きんとす
よそほひはかたちにあらず
美しく 静かに
ゆかしく 豊かに
おんみの心をこそ新しくよそほひたまへ
作者は、有名な劇作家・小説家・・翻訳家・翻訳家・演出家で、文学座を創設した
岸田 國士(きしだ くにお)。
昭和19年に飯田市に疎開し、飯田の郷土文化の隆盛に功績を残し、昭和23年に
飯田に賛辞を送るこの詩を残して帰京しました。
長女は童話作家の岸田衿子さん、次女は女優・声優の岸田今日子さん。
(岸田姉妹ともに戦時中に飯田に疎開されており、今日子さんは飯田高等女学校
(現 飯田風越高校)を卒業されているそうです。
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