2017.07.21 [ 南信州の林業 ]
第56回飯伊地区乾しいたけ品評会が開催されました
林務課です。
去る7月6日飯伊地区乾しいたけ品評会が開催されました。
毎年、7月上旬に行われている歴史と伝統ある恒例行事で、県下で乾しいたけ品評会を行っているのはここ南信州地域のみです。
今年は、冬が長く春が短かったことから乾しいたけの生産期間は、3週間ほどしかなかったことから全般的に不作ということで品評会に出品があるのか心配されましたが、27点もの出品がありました。
乾しいたけ品評会では「かさ」の大きさにより3つの銘柄に分けて審査を行っています。
まず、「どんこ」はかさの直径が4.5㎝程度で厚肉・全開せず半球状でかさの縁が十分に巻込んでいることが基準としてあります。
次は「こうこ」。かさの直径は7㎝程度で中肉以上・中開で丸みをおびてかさの縁が巻き込んでいることが審査基準です。
そして「こうしん」はかさの直径が8㎝程度で中肉以下・全開して偏平状でかさの縁はわずかに巻込んでいることです。
審査員からは、生産者が限られている中でも質は非常に良く、知事賞に選ばれたどんこなどは全国レベルに近いと評価を受けました。
↓「長野県知事賞受賞 阿南町 金田和由さんのどんこ」
出品された乾しいたけは、7月8日・9日に飯伊森林組合において展示・販売されましたが、毎年この上等品を目当てに来られるお客さんもいて9日開店直後には完売してしまうほどでした。
今回残念ながら買い逃してしまったという方、来年のこの機会をぜひご期待ください。
なお、乾しいたけ品評会受賞者の皆様の表彰は、毎年2月頃に開催される「南信州元気な森林づくり賞表彰式」や「林業講演会」に併せて行いますので、また様子をお伝えします。
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