みなさん、こんにちは!!
自然保護課のブログ担当はやまゆです。
平成28年6月12日(日)に市立大町山岳博物館講堂においてライチョウサポーターズ養成講習会を開催しました。
県鳥になっているライチョウは、国の特別天然記念物にも指定されています。皆さんは、ライチョウを実際にご覧になったことはありますか高山帯の頸城山塊、飛騨山脈、御嶽山、赤石山脈のみで生息しているライチョウは、その気候に適したずんむりむっくりした姿が愛らしくてかわいいですよね
ライチョウは、1980年代に約3,000羽確認されていましたが、2000年第には2,000羽弱に減少しました。また、平成26年度の県版レッドリストではその絶滅のおそれが高まっていることが明らかになりました
ライチョウを保護するため、ライチョウの生息域内又は生息域外などの保全場所を巡回し、情報提供や、ライチョウ保護に関する普及啓発の支援などの活動をしていただくボランティアを募集したところ県内外から多くの申込みをいただき、今回新たに62名の方を登録しました
ライチョウサポーターズ養成講習会では、午前中に市立大町山岳博物館の宮野指導員に「ニホンライチョウの現状と保護の取組みについて」と題して、ライチョウの生態、生息、生息域外保全の現状などを講義していただきました。ライチョウサポーター制度が長野県を皮切りに静岡県等でも発足していて、今後の活動が期待されているとのことです。
また、新たにライチョウサポーターズに登録される方へ登録認定式を行いました。
午後は、長野県環境保全研究所の陸部長より「ニホンザルの生態について」生息分布や被害分布など講義していただきました。昨年8月にニホンザルによるライチョウ捕食が確認され、ライチョウの繁殖に影響を及ぼすとされており、ニホンザルの生態を学ぶためです。
今後ライチョウサポーターズの皆さんには、山岳地帯でライチョウのモニター活動やライチョウ保護事業への参加・協力、平地ではライチョウ保護の普及啓発活動の支援などを行っていただきます。
長野県自然保護課では、ライチョウの生息情報を収集しています。登山される方、ライチョウを目撃しましたら長野県自然保護課まで情報をFAX又はE-mailでお寄せ下さい
FAX番号:026-235-7498
メールアドレス:shizenhogo@pref.nagano.lg.jp
※ライチョウサポーターズのホームページ
http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/shizen/raityou.html
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