こんにちは、松本空港管理事務所のオスカー・マイクです。
『信州まつもと空港』には、万一の航空事故等に備え、化学消防車が2台配備されています。
これらは、国際民間航空条約に準拠した整備基準に基づき配備されているもので、整備基準では、日常的に使用する航空機の全長等に基づいて決定された空港区分に応じて、消防車両の台数だけでなく、水槽の大きさや消火薬剤の搭載量の他、ターレット(車載放水銃)による放射距離、加速能力、最高速度等の性能や救助用斧、バール等装備する救難機材の個数に至るまで、詳細に規定されています。
また、整備基準では、消防車両は、滑走路のいかなる場所にも、2分を超えないで到達することを目標とし、少なくとも3分以内に到達しなければならないとされています。
それでは、『信州まつもと空港』に配備されている化学消防車を、ご紹介!
こちらが平成27年度に導入した1号車。
○全長:11.99m
○総重量:34.6t
○水槽:10,500L
○薬剤槽:880L
○消火能力:6,000L/分
○射程距離:80m
平成18年度に導入した2号車はこちら。
○全長:9.5m
○総重量:19.975t
○水槽:6,100L
○薬剤槽:400L
○消火能力:4,500L/分
○射程距離:70m
通常は、この2台を配備していますが、車両故障に備えてもう1台保有しています。
その旧1号車は、信州まつもと空港ジェット化に合わせ、平成6年度に導入したもの。
○全長:11.65m
○総重量:39.455t
○水槽:8,500L
○薬剤槽:600L
○消火能力:6,000L/分
○射程距離:70m
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