2011.01.06 [■アレ☆これ☆信州]
Vol118■とく☆とく信州 三岳黒瀬蕪
信州の西部に位置する木曽地域には、昔から伝わる貴重な「赤かぶ」が6品種もあり、いずれも「信州の伝統野菜」に選定されています。
今回は、そのうちの一つ、木曽町の三岳地域に伝わる「三岳黒瀬蕪(みたけくろせかぶ)」をご紹介します。ご覧のとおり、きれいな赤紫色の蕪ですよ。
木曽町三岳地域の「黒瀬地区」では、古くから「黒瀬蕪」が栽培されていました。
昭和33年、この地区に「牧尾ダム」が建設され、これに伴い地区の全戸が移住、集落はダムの湖底に沈んだのでした。
以来、「黒瀬蕪」は絶滅したと考えられていたのですが、今から10数年前に、村内に移住していた1軒の農家が他の蕪と交配しないように大切に黒瀬蕪の種を守り続けていたことが判明!そこから地域での生産拡大の取組みが始まったのです。
この蕪は、赤紫色の円錐形をしていて、肉質が緻密でやや硬いのが特徴。漬物にしたときの歯ごたえがいいんですよ。
蕪は甘酢漬けに、葉や茎の部分は木曽地域の代表的な漬物「すんき漬け」に利用されます。
☆すんき漬けについてはこちらをどうぞ。週刊信州Vol.54読まなきゃチョーソン市町村(パソコン・携帯兼用)
まだまだ収穫量は多くありませんが、三岳黒瀬蕪の漬物は「道の駅 三岳」で販売されているので、そこで購入することもできます。皆さんも、ぜひ一度味わってみてくださいね。
三岳黒瀬蕪についてはこちらもどうぞ 長野県魅力発信ブログ「是より木曽路」(パソコン・携帯兼用)
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