い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

しあわせ信州 > 長野県魅力発信ブログ > い~な 上伊那 > 農業農村支援センター > 上伊那の秋の風物詩といえば・・・小フナ⁉ 

上伊那の秋の風物詩といえば・・・小フナ⁉ 

“いけす”にはエアレーションという装置から空気が送られます

“いけす”に移されてから2日後、いよいよ出荷の時を迎えます。
餌を絶たれてからすでに4日目となり泥抜きされたフナたちは、網で水揚げされ(またまた人力で💦)、重さを量りながらトラックに運ばれて出荷されていきます(;_;)/~~~

長野県では佐久地域がフナの産地として有名で、同じように「フナの甘露煮」を食べる風習があるそうです。佐久地域では肉厚で大きめのフナが好まれ、上伊那地域では、小さめで煮た時に少々苦味が残るようなフナが人気のようです。JA上伊那鮒部会では、フナの体長は3~5センチを基準として出荷していて、それ以上の大きいものは、はるばる佐久地域へも出荷されていくとのこと!遠く離れた地ですが、食文化で繋がっていたのですね~驚きました!

上伊那の中でも特に南部地域では、スーパーや直売所にフナ専用の水槽が設置され、生きたままのフナが量り売りされます。秋の味覚を求める人々が次々に購入していく様子を見ると、「あぁ今年もお祭りの季節が来るなあ」とうれしくなる私です。でも、お店の方のお話では、最近は食べるまで手間がかかる活フナより、調理済みの甘露煮の方が売れ筋だとか⁈・・・食育に携わる身としては、ちょっぴり寂しい気持ちにもなります。

JA上伊那鮒部会では計4トンの出荷が見込まれています

今回、JA上伊那鮒部会の皆さんに協力していただき、フナの養殖の様子を知ることができました。

かつては田んぼで養殖され、貴重なたんぱく源として、また家庭の味として親しまれてきた「フナの甘露煮」。それは、心躍る秋祭りを連想させるほろ苦い大人の味。
上伊那の食文化として大切に守っていきたいと、心新たにするちっぷでした(*^^*)

 

【問い合わせ先】  上伊那農業農村支援センター 技術経営普及課 ℡0265-76-7020

※画像に映っている方々から写真掲載許可をいただいています

1 2

このブログのトップへ

このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら

上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804