2020.03.13 [ 林務課 ]
災害に強い森林とは?Part2
その1「適地適木」
適地適木とは、その場所に合った樹種を植える・育てるということ。
人間にも、寒い環境に慣れている人、暑い環境に慣れている人などそれぞれ個性があるよね。樹木にも樹種ごと様々な個性があるんだ。
複雑な地形からなる山地では、場所により環境が大きく異なり、その環境に合った樹種を選ぶ必要がある。
例えば、沢地形のように、水が集まるところでは、湿潤耐性のあるカツラやケヤキ、スギなど
尾根地形では、乾燥に強いミズナラやアカマツなどがあげられるよ!!
他にも、気温や標高など環境に合わせることが大切なんだ。
その2「適正管理」
適正管理とは、適正に森林を育てて、幹は太く・根っこは深く張っている木にしていくということ。
どんなに環境にあった樹種でも、管理を怠ると、土砂災害の発生リスクが高くなってしまう。
例えば、過密な森林では、木の数は多くても、1本1本は、細く・根っこは浅い木に育ってしまうんだ。
そんな木は少し雨が降り地盤が緩むだけで、倒れてしまう。
逆に、広い土地に1本だけ木が生えていても、効果は少ないよね。
だから、適正な管理をして適正な密度の森林にしていかなければならないんだ。
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上田地域振興局 総務管理課総務係
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