2019.01.30 [ 林務課 ]
上小地域の森林整備について 後編
また、重い雪や強風により幹折れや倒木などの被害があった個所もこのようになりました。
〈整備前〉 〈整備後〉
被害に遭いぽっかりと空いてしまった箇所も、玉切りによる整理を行ったことで次世代への更新を図りました。
最終的には赤沢自然休養林のような、一本一本の木が太く、植生豊かな森林にしていきたいですね。
これにて今回紹介した保安林での作業は一旦終わりになります。
今回の整備を行ったことでこの保安林は、土砂災害の防止や洪水・渇水の緩和といった森林本来の機能を少しずつ回復させていくでしょう。
ですが、また手入れを怠ってしまったら、もしくは台風などの自然災害に遭えば、この機能は再び失われてしまうかもしれません。
だからこそ、これからも経過を観察し、この森林が保安林として機能していくか、見守っていく必要があります。
より良い整備を行えるよう、森林の所有者との連携は密に、自分も発注者として技量を磨いていきたいと考えています。
森林整備についての紹介はこれで終わりたいと思います。次回はまた別の事例をご紹介できればと考えています。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
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