2018.03.01 [ 林務課 ]
治山の色は3
どうも!上田地域振興局 森暮らしのねってぃです!!
前回までの復習。 測量して、重機で掘削したよね。
(測量編)https://blog.nagano-ken.jp/josho/other/30102.html
(掘削編)https://blog.nagano-ken.jp/josho/other/30566.html
今回はコンクリートの打設!(生コンを型枠に投入すること)
コンクリートには硬いイメージがあるよね。
でも原料は水・セメント(粉状)・骨材(石片)に分けることができるんだ。
それらを混ぜると化学反応が起きて固まるんだよ。
固まる前の原料を混ぜた状態を生コンクリート(レディミクストコンクリート)というんだ。
型枠を組み形状を維持したところに生コンをいれる。
そうすることで、思い通りの形のコンクリートができあがる。
まるで、ゼリーや寒天を固めるイメージだね。(少し違うのは冷えて固まるのではなく、化学反応で固まるということ。)
(生コン車から生コンを荷卸し中。) (荷卸した生コンをポンプ車で圧送して型枠へ投入。)
ただ、生コンはとても繊細なんだ。
原料がうまく混ざらないとむらができるし、空気が多いと気泡ができて、強度が弱くなる。
原料を混ぜてから一定の時間内に打設し固まってしまう。固まった後も湿潤状態を保たないと、表面が乾燥しクラック(ひび割れ)の原因となってしまう。加えて、暑くても寒くてもダメ。
原料にむらができないように生コン車はいつもタンクを回転させ中身を撹拌しているよね。
気泡ができないようバイブレータという振動機を使って空気を取り除いたり、乾燥しないようにシートをかけ養生している。ほかにも暑さ・寒さ対策等やることがいっぱい。
(コテで表面をきれい仕上げている。)
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