2013.07.09 [ 農業農村支援センター ]
上小地域の花紹介(その1) 青嵐丸について
農政課のFです。(初登場です。よろしくお願いします)
合同庁舎ロビーにリンドウを展示したところですが、今回、上田市丸子地域でリンドウを栽培している農家 JA信州うえだ花き部会 リンドウ専門部長 村山 一雄さん(62)を訪ねお話をうかがいました。
村山さんの父親がリンドウを栽培していたため、勤めているころは休日に農業を手伝っていただけでしたが、2年前の退職を機に農業が専業になりました。
「青嵐丸」栽培も2年目です。
青嵐丸は、写真でもわかるように、村山さんの肩程度の草丈で花が咲いていますが、従来の品種は、村山さんの身長を超えるような草丈だったそうです。
草丈が短めなので、ネットをはる段数がすくなく、従来よりも省力化になっています。
茎がしなやかなので曲がりづらいし、草姿もよく、色も澄んだ青で気に入っているとのことでした。
村山さんはハウスをかける時期をずらし、花の咲く時期を変える工夫をしています。
また、ハウスのサイドには虫よけネットをはり、(特に蜂がリンドウの花を好み、受粉したリンドウが種を残そうとするため、花が早く終わってしまうそうです。)虫がハウスに侵入しないようにしています。
現在リンドウを栽培している人が少なくなっているので、JA信州うえだオリジナル品種が作出されたのをきっかけに栽培者を増やしていきたいとおっしゃっていました。
次は、リンドウの選花をしているJA信州うえだ川東流通センターに行ってきました。個人での箱詰めの手間を省くため、農家が花を取った状態で持ち込んだものを、選花場で箱に入れて出荷しています。箱詰め作業も大変手間のかかる作業なので、高齢者の多い栽培者には大変便利なシステムだと思います。
選別台には数字が書かれてあり、草丈がどのくくらいか、規格別に選別するのに便利になっています。
リンドウは、仏花という地味なイメージもありなじみのない方もいると思いますが、上小の花のリンドウに興味を持っていただけたら嬉しいなと思います。
上小管内の花について、少しでも多くの人に知ってもらいたいので、またブログに掲載します。
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