じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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泥池と泥宮・・・ため池のお話 その2

農地整備課のSマツカゼです。
塩田平のため池群は、農林水産省のため池百選に選定されています。

泥宮と上窪池

今回は「泥(ドロ)池」と「泥(ドロ)宮」について紹介しましょう。
現在のため池は「上窪(かみくぼ)池」と言いますが、江戸時代に行われた大改修以前には「泥池」と呼ばれていました。
その証に、池の辺には「泥宮」が祀られ、その境内は子供たちの遊び場としても使われています。
(※宮周辺は掃除が行き届きとても綺麗でした)


上窪池は、昭和30年代初頭「新農村建設の一貫」として、塩田平で最初に鯉の養殖を始め、成功しました。
その後は、他のため池でも養殖が盛んになり、昭和50年頃には「塩田鯉」として全国に名をとどろかせました。
泥宮の境内には、「塩田鯉」と刻まれた石碑も建立されています。

骨組みのみとなった養殖当時の桟橋

※泥宮は東北東向きに建てられていて、その延長上には下之郷の生島足島神社(共に大地(泥)が御神体)があります。(一説には、生島足島神社より泥宮の方が古いのでは…?)

参考文献:上小地方事務所農地整備課(旧土地改良第一課)作成のパンフレット「農業農村と民話の世界・塩田平のため池」

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