2012.06.02 [ 農地整備課 ]
泥池と泥宮・・・ため池のお話 その2
農地整備課のSマツカゼです。
塩田平のため池群は、農林水産省のため池百選に選定されています。
泥宮と上窪池
今回は「泥(ドロ)池」と「泥(ドロ)宮」について紹介しましょう。
現在のため池は「上窪(かみくぼ)池」と言いますが、江戸時代に行われた大改修以前には「泥池」と呼ばれていました。
その証に、池の辺には「泥宮」が祀られ、その境内は子供たちの遊び場としても使われています。
(※宮周辺は掃除が行き届きとても綺麗でした)
上窪池は、昭和30年代初頭「新農村建設の一貫」として、塩田平で最初に鯉の養殖を始め、成功しました。
その後は、他のため池でも養殖が盛んになり、昭和50年頃には「塩田鯉」として全国に名をとどろかせました。
泥宮の境内には、「塩田鯉」と刻まれた石碑も建立されています。
骨組みのみとなった養殖当時の桟橋
※泥宮は東北東向きに建てられていて、その延長上には下之郷の生島足島神社(共に大地(泥)が御神体)があります。(一説には、生島足島神社より泥宮の方が古いのでは…?)
参考文献:上小地方事務所農地整備課(旧土地改良第一課)作成のパンフレット「農業農村と民話の世界・塩田平のため池」
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