2014.11.28 [ 環境課 ]
別所温泉森林公園、またの名を「○○○の森」
この字は日本でつくられた大和文字ですが、読めますか?正解は「おかみ(の森)」です。おかみとは雨や水をつかさどる神(=龍神)のことで、全国の寡雨地域で雨乞いの対象として祀られています。また別所温泉のシンボルである夫神岳(1250m)山頂の祠には「高龗神(たかおかみのかみ)」という刻印があります。そうです、おかみ信仰は毎年7月に行われる「岳の幟(たけののぼり)」として、現代まで続いています。
夫神岳の南麓にあたる別所温泉森林公園は、現在では手軽な森林レクレーションの場所として、秋には松茸の産地として有名ですが、このように水不足に悩まされてきた塩田平の歴史的な郷土環境であり、実際、湯川の水源地です。まっすぐな杉やから松の人工林の中の遊歩道を登ってみると、山の神に祈願した中世の村人の気持ちになれる風景でした。
雨かんむりに口が3つで龍の「おかみ」をくずすと、下の案内標識のような字になります。まさに龍神さまの実感が湧く象形ではありませんか。
上小管内の郷土環境保全地域の一覧は、こちらのページへお進みください。以上、環境課のR生でした。
〔おかみの森のデータ〕
郷土環境保全地域の指定 平成15年2月3日
所在 上田市別所温泉 面積 9.34ha
指定理由 郷土的・歴史的
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