2013.09.11 [ 環境課 ]
「美ヶ原トレイルラン」のコースを歩いてみました。(その2)
環境課のKです。
8月31日(土)に長和町で開催される「美ヶ原トレイル&ウォークinながわ」の事前モニタリングの報告「その2」です。
眺めの良い稜線と、涼しい林の中を歩く人気の高いトレイルコース、調査の途中で出会った美しい景色と珍しい自然の地形を、前回に続きご紹介します。
2日目の調査は、大会のメイン会場である「ブランシュたかやまスキー場」から「和田峠」までの区間です。
ブランシュたかやまスキー場は「トレイルラン70kmコース」のスタート&ゴール地点となっていて、選手の皆さんはスタート後、この標高差400mのゲレンデトップまで、一気に駆け上がることになります!
(ブランシュたかやまスキー場~ゼブラ山(男女倉山))
ブランシュたかやまスキー場の頂上から見渡す風景がこれまた絶景!
ここからシングルトラックの登山道を「ゼブラ山」に向かって進みます。
「ゼブラ山」が正面に見える場所までやってきました。
この山の南東斜面を遠くから見ると、横方向にスジのような模様が確認できます。
これは裸地と植生地が交互に形成される「階状土」と言われるもので、数千年という長い年月に及ぶ凍結と融解の繰り返しで出来た地形だそうです。
踏み外しをしないように気をつけながら、笹とススキに囲まれた登山道を山頂まで登ると・・・前日と同様、一面に広がる大草原が視界に入ってきます。
この瞬間の開放感が、なんともいえないほど良いですね!
(ゼブラ山~八島ヶ原湿原~和田峠)
さらに、ゼブラ山の山頂から進行方向を見下ろすと、樹林帯の中に「八島ヶ原湿原」が現れました。
上から眺めるのは初めてですが、大きな湿原なんですね!
ここで、下のほうからにぎやかな声が聞こえてきました・・・。
良く見ると、修学旅行らしき団体の列が帯のように遊歩道を彩っていました。
八島湿原から霧ヶ峰方面へ向かう遊歩道は人気スポットのようです。
八島ヶ原湿原まで下りて、そこから先はカラマツ林の中の作業道が続きます。
木の根や、倒木に注意が必要ですが、気持ちの良い「森林浴」コースです。
さらに先へ進むと、鉄塔をつなぐ道のアップダウンが待っていました。
一番遠くに見える鉄塔の向こうがゴールだと聞いた時には、ちょっと気が遠くなりましたよ・・・(笑)
この最後の「試練の道」で体力を削られて、ようやくゴールの和田峠に辿りつきました。
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