2012.09.07 [ 農業農村支援センター ]
青木村のそば タチアカネ 白い花と赤い実
農政課のパタリロ・マミネール3世Jrです。
青木村で栽培されているソバの新品種「タチアカネ」の花が咲き、実がつき始めたと聞いたので、早速行ってきました。
タチアカネは、旧長野県中信農業試験場(現:野菜花き試験場)で開発され、平成21年度に農水省の農林認定品種に指定された新しい品種です。
タチアカネの名前は、次の二つの特徴から付けられたらしいです。
まず、「タチ」は、栽培しているときに倒れにくい(耐倒伏性)ことからだそうです。
また、このそばの実の色は、収穫するときには普通のそばのように黒っぽいものになりますが、途中の成長過程の実は、写真のように赤いんです。それで「アカネ」。
「タチ」+「アカネ」=「タチアカネ」。
この日は、青木村の標高約1,000mの山の中にあるタチアカネの畑にご案内いただきました。青空が広がり、緑に囲まれた中に畑はありました。一面の白いそば、白いじゅうたんを敷き詰めたよう。その中にちらほら赤い色が見えます。
タチアカネは、上から見ると白い花しか見えませんが、下からのぞくと、花の下に赤い実がいくつも実っています。赤い実は、そのうち黒っぽくなってしまいます。
背丈は140cm程度でしょうか。茎が太く、いかにも倒れにくそうです。これで、種を播いてからだいたい1ヵ月半。10月半ばには収穫できるそうです。
タチアカネは青木村を通る国道143号線沿いでも見ることができるので、開花時期には訪れてみてはいかがでしょうか。
そば粉になったタチアカネも今から楽しみです。昨年の粉で打ったそばは、前にこのブログでお知らせしました(こちらをどうぞ)が、新そばで早く打ってみたいですねえ。
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