じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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上小ふしぎ発見!?(その3)~御神体はミミズ!?

ミステリーハンター見習いのKです。

 長和町にミミズを祀った神社、その名も蚯蚓神社(きゅういんじんじゃ)があるというので、出かけてきました。

 旧和田村の中組地籍にあるらしいのですが、場所が分かり難いようなので、とりあえず旧中山道にあるというミミズの碑を目指しました。

 上田から国道152号を長和町に向かい、「大和橋交差点」で新和田トンネル方面に右折します。次の「青原」の信号を右折し、中山道に入り1kmほど進むと進行方向左側に碑がありました。

 それにしてもこの碑、2匹のミミズの顔といい衣装も神社の碑らしからぬもの。どんな神社なのか興奮を抑えることができません。


 碑の隣には、この碑とミミズについて日英韓の3か国語で説明する看板があります。
 このあたりは蚯蚓(きゅういん)というようで、和田村村誌には「蚯蚓--みゝずのことで昔も今もこの辺は山の押出地帯で湧水があって、みゝずの棲息にたいへんよいところ、ここにみゝずを祀った蚯蚓神社あり(おきんさま)」とあります。
 この「おきんさま」ですが、和田村村誌の外史ともいわれる「中山道 和田の歴史と伝承」によると「お蚯蚓さんがいつの間にか転化しておきんさんと呼ばれるようになった。」そうです。

 さて、蚯蚓神社への参道?ですが、碑側はすぐ依田川になってしまうので、碑の反対側を探しましたが、蚯蚓神社への案内は見つけられません。碑があるのだからそんなに遠くではないだろうと思い、近くを探すと和田バスの車庫の隣に民家に続く道がありました。

 個人のお宅に入ってしまったらどうしようと思いつつ歩いて行くと、そのお宅の前で道が右に曲がっていたので一安心。道なり進むと、このお宅と田んぼの間に畔道があり山に続いています。その先には何やら看板らしきものがあるので、この畔道を進むことにしました。

 看板には「湧き水」と「わさび畑」について、やはり日英韓の3か国語で書かれています。近くに湧き水を集めたと思われる小川はありましたが、草が深くわさび畑までは確認できませんでした。

 山に入りかけると背中に視線が、ブロック塀の陰からこちらを見ている人がいました。「雨上がりの土曜日の朝早くここを訪れる物好きがまた来たわい」とでも思われたのでしょうか。
 後から話を聞こうとしたのですが、振り返るとすぐ姿が見えなくなり、かないませんでした。

 この道、結構大きな石がごろごろしており、丁度雨が上がったばかりだったこともあり、足が滑ります。web上には蛇に注意するよう言われたとの情報もあったので、気をつけたいのですが、道が草に覆われていて分かりません。
 足元に気をつけ進むと、なにやらトタンに囲われた小屋が見えてきました。


 小屋の壁には「おきん様」と彫られた看板があります。それもよく見ると、「ん」の字はミミズをあしらったもの!写真でははっきりしませんが、「ん」の字の書き出しのところが頭になっています。それに注連縄も見えます。

 そう、ここが探していた「蚯蚓神社」!!鳥居もなく、いきなり本殿、それも波トタンに囲われたとても質素な造りです。

 神社の縁起を記した看板によると、大昔、大雨が続き、奥にある北沢山から大水が出て長さ一尺(約30cm)の大ミミズが群をなして死んでしまい、住民が不思議に思っていたところ、コレラや腸チフスが発生し大変なさわぎになり、誰もが「ミミズのたたりだ」と思い、お堂を建てミミズを「蚯蚓大権現」として祀ったとのことです。

 足を進め、中を覗くと床に横たわるものが……
 「みみずさんのおひるね」と趣のある字で書かれています。
 ま、まさかこれが「蚯蚓大権現」ではないと思いますが、どことなく上品でやさしい顔で癒されます。

 昂った気持ちを整えお参りをして帰途に着きました。

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