2013.05.03 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
おいしい六文銭(1) ロールケーキと手打ちそば
商工観光課のF1号です。
「六文銭」といえば、戦国時代から江戸時代初期に上田を治めた真田家の家紋です。今の上田市真田地域が発祥と言われる真田氏、真田幸隆がそこから上田地域全体に勢力を伸ばし、息子の昌幸が上田城を築きました。昌幸とその次男で「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と呼ばれる幸村は、関が原の戦いで負けた西軍に味方し、和歌山県の九度山に流された後、大坂の陣で幸村が大活躍したことは皆さん良くご存知ですね。昌幸の長男信之(信幸)は、初代上田藩主として城下町や農村の整備に力を注ぎました。その後、信之は松代藩に移封され、上田藩では、仙石氏、松平氏がその後の藩主を務めました。
しかし、真田氏を慕う地域の方々は、六文銭を自分たちの誇りともしていたのでしょう。今でも六文銭を街中のいたるところで見ることができます(こちらのブログをどうぞ その1 その2)
ということで、おいしいものが大好きな私としては、六文銭をモチーフにした食べるものを紹介します。
まずは、上田市の上田城跡の近くにある洋菓子屋さん「Tarte(タルト)」のロールケーキ。その名も「六文銭ロール」です。色の赤いのは木いちごジャムなんだそうです。なぜ「赤」かというと、真田軍の甲冑が赤で統一されており、「真田の赤揃え」と呼ばれていたことから、それをイメージしたんだとか。ロールケーキの上の部分には6つの丸が描かれ、「六文銭」になっています。
生クリームがたっぷり入っていて、生地はしっとり柔らか。ナイフで切るのにとても苦労するほどの柔らかさ。食べたときの舌触りもとてもいいです。もちろんおいしい。
この六文銭ロールは、「信州・春のスイーツスタンプラリー」(こちらをご覧ください)の対象商品になっています。上小地域でも28店舗が参加していて、「じょうしょう気流」でも、農政課のNが順次取り上げています。
Tarteは、生クリームに上質なフレッシュクリームを使いこだわっているようです。生クリームが大好きな私としては、おいしい生クリームをたっぷり使ってくれていて、とてもうれしいです。店内には、ショートケーキやレアチーズケーキ、ティラミスなどおいしいケーキがたくさんあります。六文銭ロールのような生地に模様のあるデザインロールケーキや、似顔絵が描かれたケーキも作ってくれるんだとか。
次は、そば。上田駅近くにある「上田温泉 ホテル祥園」の中にある食事処「城下町」でいただきます。お盆に6つの割子(わりこ)にそばが盛られて出てきました。割子そばの代表は出雲そばですね。出雲そばは、多くは3段に重ねた割子にそばが盛られ、大根おろしやネギ、海苔などの薬味を乗せ、そばつゆをかけて食べます。違う薬味でそばがいただけるのがいいですね。
「城下町」のこのそばは「六文銭そば」という名前。上から見ると、6つの割子が六文銭に見えます。ご丁寧なことに、割り箸にも六文銭の焼印があります。
上に乗っているのは、わらび、大根おろし、野沢菜の花の部分のおひたし(?)、クルミを粗く砕いたもの、えのきの天ぷらにとろろ。少し薄めのつゆをかけていただきます。つゆは少し薄い(出汁の割合が高いということです)ので、多めにかけても大丈夫。
そばは、細いです。手打ちですがそろっています。コシもあります。客席の隣にそば打ちの部屋があり、見ることができるようになっています。大きなのし板がありました。
↓↓↓ お店の場所はこちら ↓↓↓
Tarte
住所:上田市大手1-12-23
電話:0268-21-1622
地図:
城下町
住所:上田市大手1-2-2
電話:0268-22-2353
地図:
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