2013.10.20 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
幻の煎餅
地域政策課のOです。
先日、東山歌舞伎の秋の公演についてブログに書きましたが、その公演の折に大変貴重なものをいただきましたのでご紹介します。
このお煎餅、「祢津煎餅」といいます。
お話によると、かつて「みなと屋」というお菓子屋さんで大正末期から昭和45年頃まで販売していたものだそうですが、今は販売されていません。
なんでも、東御市祢津出身の著名な水彩画家である丸山晩霞氏が地元に名物を作ろうと呼びかけ、当時のみなと屋店主が発案して製造販売したものだそうです。
今回、地元で復活を望む声があり、地元の皆さんで試作して今回の公演に来たお客さんに試食してもらおうと用意されたとのこと。
お煎餅には絵柄が施されていますが、お煎餅の金型には12種類あり、祢津地区にある12の名勝を刻印されているとのこと。私がいただいたものはそのどれか分かりませんが、見ていると楽しくなります。
味は磯辺煎餅のようなほんのり甘い優しい味です。
今回復刻したパッケージも置かれていました。こんなパッケージのお煎餅が売られていたら買う気にさせるカラフルで懐かしい香りのするものです。
ぜひ、復活させて販売までこぎつけてもらいたいなと思う一品でした。
※丸山晩霞については、東御市文化会館に併設された「丸山晩霞記念館」で知ることができます。
「丸山晩霞記念館」に関する情報↓↓↓↓
所在地:長野県東御市常田505-1
営業日時:9:00~17:00(年末年始を除く)
入場料:一般200円 小中学生100円
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