2017.07.26 [ アーカイブ ]
秋山郷魅力探訪研修会に行ってきました!
北信地域振興局環境課のたかしです。
7月22日(土)に秋山郷魅力探訪研修会に行ってきました!
この研修会は長野県の北端にある栄村の秋山郷に点在する苗場山麓ジオパークのジオサイトを巡り、秋山郷の魅力を再発見しながら、自然の保護と活用について学ぼうというものです。県で嘱託している自然保護レンジャーと自然観察インストラクターに加えて、一般の方にもご参加いただきました!
今回は苗場山麓ジオパーク公認のガイドさんと地元の方のお二人の案内で、秋山郷を中心に各ジオサイトを巡らせていただきます。
まず着いたのは秋山郷の入り口にある見玉公園、ここからは中津川を挟んだ対岸の高さ300mの岩壁が横一面に見渡せます!
ここの岩壁はただの岩壁ではなく、鳥甲山と苗場山が噴火した時の溶岩が2層になって柱状節理を形成しているすごい岩壁なんです。一度見たら忘れられない迫力、特に都会の人は周囲何キロもぽっかりと空いたこのような空間に出会うことはそうそうないはず、必見です!
続いては、秋山紀行を書いて世に秋山郷の存在を知らしめた越後の商人、鈴木牧之が歩いたという牧之の道を歩きます!昔の道ということで、期待を裏切らないちょっとした山道です。
道の途中に咲いていたこちらはクモキリソウ、独特な形をした花を咲かせています。
雪の重みで曲がった根曲がりスギを避けながらさらに進むと…
甘酒村跡に到着しました。
ここは秋山郷にいくつかある集落の一つでしたが、天保の大飢饉で住民全員が餓死したため滅んでしまったと伝えられています。
現在はこのように石碑とその周りに小さな墓標が建っている他には数枚の田んぼがあるだけですが、広々としてすぐ近くに山が見える景色のいい場所でした。大赤沢から歩いて行くのは大変でしたが、反対の小赤沢からは車で来れるそうなので気軽に(?)来ることができます。
甘酒村跡から下りてくれば、小赤沢の集落に到着!大赤沢から歩いて約1時間、ここには栄村秋山支所、通称「とねんぼ」があります。
秋山郷全体を収めた大きな立体地図を見ながらガイドさんの説明が聞けました。秋山郷の名前の由来、地形や人の歴史… 確かに地図を見ながらの説明はわかりやすい!
ちなみに小1時間かけて歩いた牧之の道は、大赤沢から小赤沢を結んでいますがこの地図上で確認すると…
思ったより近かった…。
秋山郷の広さに感心しつつ、お昼を食べに「のよさの里」へ向かいます。ここは一見古民家風ですが、栄村が新築で一から建てたものだそうです。食事の他に日帰り入浴、宿泊などもできます。
今回いただいたのは特製のお弁当(要予約)
地元のイワナが塩焼きと天ぷらで入っていました!私は初めてイワナを食べましたが、皮が香ばしく、頭から尻尾まで全部食べてしまいました!加えてお米が美味しいこと、みなさんにあのふっくら感とお米の甘さを伝えられないのが残念です…。
さあ、エネルギーを補給したら、近くの天池へ出発!「のよさの里」からも正面にドーンと鳥甲山は見えましたが、この天池は、その水面に鳥甲山を映してしまう絶好の撮影スポットです!
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