北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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楓蔦黄(もみじつたきばむ)頃 北信合同庁舎に佇む『下髙井唱歌』の碑

春の値付け心地よく 田の面黄金に色づける 秋の眺めは尚更に

 

六 こがいの業もいと開け 製糸林業はた機業 内山紙に蔓細工

竹の細工に子持ち箸 輸出の量もいやまして 生産いとゞ豊かなり

 

七  繁華の土地は中野町 商工常に賑へり その南なる延徳に

沿ふは高丘日野平野 続く長丘平岡の 北には科野また倭

 

八  出湯富める平穏村 南穂波に北夜間瀬 木島穂高や上木島

往郷瑞穂に豊郷の 夏も涼しき野沢の湯 やがて市川堺村

 

九  名も恐ろしき地獄谷 喊満瀑布のもみぢばや 山吹匂ふ雄たる瀧

夙に其名の高社や 小菅北野の神やしろ いづれ心をひかざらむ

 

十  平家のあとゝ聞えたる 山の奥なる秋山や 網を切りにし渡場も

小館の城の其の跡も 名のみ止めておとづるゝ 人の昔を忍ぶのみ

 

十一 象山翁の拓殖の 事業のあとも残るなり 農工商のむきむきに

萬餘の戸数六万の 人々互に一致して とも″――揚げむ高井の名

 

十二 聳えて高き山のごと 流れて早き川のごと 學びの道によどみなく

稼ぎのわざに勤まば 進みに進む日の本の 光をなどか添えざらむ

 

野雲太田舛次 書

 

※ 碑文(縦書き)で「くの字点」・「くの字点(濁点)」が使われている箇所を、「――」「″――」で表記させていただいておりますこと、ご了承ください。

なお、読みは、一番の「まに――」は「まにまに」、十一番の「とも″――」は「ともども」です。

 

霎時施(こさめときどきふる) 「郡のしずめとそばたつ、高井富士という高社山」に虹がかかりました。

山頂は雲の中。神々しい。。

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