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カヤの平高原でのブナの森づくりについてレポートします!

こんにちは!北信地域振興局の林務課です。

木島平村にはカヤの平高原牧場という村営の牧場があります。
昭和30年頃に人口増加や食生活の欧米化などに応え、酪農を村の主要産業のひとつにするためにブナ林を切り拓いて作られた牧場です。しかし、時代の変化から放牧される牛の数が減り、使われない牧草地が増えてしまいました。そこで、牧草地をもとのブナ林に戻すため、10年ほど前から地元の方々や企業の方々により、ブナの植樹活動が行われてきました。
植樹は、人の手により牧草跡地内にブナ林縁部にある稚樹(種から発芽し生長したばかりの幼木)を移植してブナ林の拡大を手助けしようというものです。


今年の第1回目の活動が、7月6日から7日にかけて行われました。

【7月6日】
この日は、県が進める「森林の里親制度」に参加いただいている「森林結社モリアゲ団」の皆様のほか、「ソフトバンク株式会社」の皆様、地元の皆様の約50名で活動を行いました。
ソフトバンクの皆様は、昨年に引き続いてのご参加で、今年はCSR関係部局のみならず他部局の有志の方々もご家族で参加されたとのこと。活動の輪がどんどん広がりますね。
まずは植樹の前に、昨年までに植えた箇所をチェック。

しっかりと育っている様子が確認できました。

さっそく作業開始です。
稚樹の掘り取りはなかなか力のいる作業ですが、徐々にコツがわかり、次々と植替えが進みました。

終了時間に近づいたとき、急に雨が降り始めました。
はいていた長靴に水がたまるほどの土砂降りでしたが、最後の記念写真では皆様すがすがしいご様子。
ブナもこの雨にうれしそうでした。

【7月7日】

2日目は、モリアゲ団の皆様と木島平村の村民の皆様に加えて、地元で製材業を営まれている瑞穂木材株式会社の皆様の約50名で活動を行いました。

この日は快晴の中、活動開始です。
牧場内は陽を遮るものがないので、掘り取った稚樹を植樹場所まで運ぶ作業が大変で・・・
皆様しっかりと水分をとりながら作業を進めます。

たくさんのブナの稚樹を植え替えて今回の作業は終了。

2日間で約100名の方にご参加いただき、約700本のブナを植えることができました。

最後は、みんなで記念撮影。今後のブナの成長を願いました🌳

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