こんにちは、環境課です。
突然ですが、皆さんは長野県の自然を守る”レンジャー”の存在をご存じでしょうか。
長野県自然保護レンジャーと呼ばれる彼らの正体は、長野県知事から委嘱されるボランティアの皆さまです。自然公園等を訪れる人々に、健全で豊かな環境を守り続けていくことの大切さを伝える重要な役割を担っています。
平成13年から導入されたこの制度は、3年ごとの委嘱を行いながら現在に至るまで続いています。
それは北信地域でも同様です。
6月14日(金)、北信合同庁舎にて第9期長野県自然保護レンジャー委嘱式を開催しました。
北信地域振興局長から北信地域の自然保護レンジャーの皆さまに委嘱状が手渡されました。
今回、北信地域にて委嘱されたのは7名ですが、このうち4名の方にご出席いただきました。
その後は委嘱者を代表し、湯本明雄さんにご挨拶をいただきました。
自然豊かな北信地域の魅力、そして第9期への心構えが感じられるあいさつでした。
ご講演は、環境省志賀高原管理官事務所の原国立公園管理官よりいただきました。
(講演中の原国立公園管理官)
自然公園とはどういう目的で定められたものなのか、といった法律的な知識から、上信越高原国立公園の魅力は何か、またドローンは飛ばしてよいのか、といった身近な話題まで幅広い内容のお話を伺いました。
その後の意見交換では、最近の活動の中での懸念を共有したり、自然環境の変化を報告したりと活発な意見が飛び交う賑やかな場となりました。
今回委嘱となりました7名の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。なお、現在もレンジャーは募集しておりますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
さて、長野県の宝である美しい自然を次世代に引き継ぐためには、マナーやルールが存在しています。
今回ご紹介した長野県自然保護レンジャーは、登山道のごみ拾いや危険な箇所がないかなど、長野県の自然を楽しみに訪れる人が安心・安全に過ごせるようパトロールを行います。また、動植物の保護など、自然環境を守るための様々なルールの普及・啓発を行います。
しかしながら、彼らの活動だけでは自然を後世に残していくことはできません。訪れる人ひとりひとりのルールやマナーを守るという意識が必要です。
これは難しいことではありません。例えばルール。動植物をとらないこと、決められた場所以外で火を起こさないこと、野生動物にエサをやらないこと。マナーなら、木道や歩道から外れて歩かないこと、安全運転を心がけること、ごみを捨てないこと。一つ一つは小さなことでも、積み重ねることで美しい自然は守られます。
自然溢れる豊かな長野県を未来へ繋ぐために。皆様のご協力をお願いします。
*自然保護レンジャーについてご興味のある方は、こちらもご覧ください。
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