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雪対策 ~雪下ろし安全対策情報交換会を開催しました~

企画振興課の雪山です。

今回、事例紹介をしていただいた鬼無里プライドプロジェクトの方たちは、鬼無里雪かき道場の開催や、安全10箇条の作成・配布、雪下ろしのルールをまとめて住民向け講習会を開催するなどしています。

その安全対策のノウハウを紹介していただくため、令和2年2月17日(月)に飯山市役所において「雪下ろし安全対策情報交換会」を開催しました。
今回の会では、地域住民の暮らしを支えている雪害救助員の方など約30名に参加していただきました。
その内容のうち、特に印象的だったものをお伝えします。

まず、最初の座学では「住宅カルテ」というものが出てきました。
住宅カルテとは、ガス管や灯油タンクなど屋根の雪を落としてはいけない場所や、屋根の上で足掛かりとなる雪止めアングルが何処にどのくらい設置されているかなどの情報を記入した図面です。
これは、雪害救助員のように、他人の家の屋根に上る方にとっては、とっても重要な情報です。
住宅カルテサンプル

実技でまず行ったのは「安全帯の着用」体験です。実際に鬼無里の方たちが使っている安全帯を着用してみて、どのような感じなのかを確かめてもらいました。
(安全帯の着用体験)

さらに、「ロープワーク」を教えてもらいました。「エイトノット」と「インクノット」という2種類の縛り方だけを使っているとのことです。2種類であれば、容易に覚えられそうです。

さらにさらに、屋外の「命綱固定アンカーモデル設置施設」の「ゆきんこ園」に移動して、鬼無里の方々が使っているハシゴを体験してもらいました。
真っ直ぐ屋根へと乗り移ることができるので、転落、転倒の危険が少なくなるものです。

この梯子の特徴については、以前のブログで紹介していますので、そちらもご覧ください。

集まっていただいた参加者の皆さんは、座学では熱心に聞き入り、実技では、ワイワイガヤガヤ、鬼無里プライドプロジェクトの方や参加者同士で意見交換をしながら、着用体験などをされていました。

最後に、参加者アンケートに記載のあった感想を紹介します。
「今回の会は、大変有意義なものでした。今後の雪下ろしに際して参考にさせていただきたいと思います。」
良かったです!主催者も発表していただいた鬼無里の方たちも、北信地域の人にウケる内容かな・・・と少々心配しておりました。

「このような情報交換会に参加し、鬼無里の方々の努力に感心しました。できれば同じような組織づくりを試みている仲間として、末永くお付き合いをしていきたい。」
良い取組だと思いますので、交流、横展開が進むことを期待します。

「アンカーの設置普及も併せて進めていく必要がある」
命綱を固定するためのアンカーがあっての、安全帯、命綱です。アンカーの設置が進むことを期待します。

鬼無里PRIDE PROJECT(プライドプロジェクト)の皆さんには、安全帯やロープ(鬼無里住民自治協議会で住民の方へ貸し出しているもの)を持参いただくなど、大変、お世話になりました!ありがとうございました!!

北信地域振興局の雪対策関係の記事は、次のリンクからまとめてご覧いただけます。
雪対策(北信州からごきげんよう-雪対策-)

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