2019.06.06 [ 北信地域振興局からのお知らせ ]
熊もネマガリタケを狙ってる ~山に行くときはご注意を~
こんにちは。
林務課の 或る熊 です。
初夏の味わい、ネマガリタケのシーズン到来です。
自然豊かな北信地域の森林には、ツキノワグマをはじめとする野生鳥獣が数多く生息しています。
この時期、山の住民であるツキノワグマは、生きるために山菜を探し歩いています。
ネマガリタケはツキノワグマが大好物としている食べ物のひとつです。
ツキノワグマは本来、警戒心の強い動物で、人間が近づけば、自ら逃げたり、身を隠したりします。
ですが、突然人間に出あうと、パニック状態になり、自分の身を守るために人を襲うといわれています。
山に入る入るときは、
「山にはツキノワグマがいる」ということを認識してください。
ツキノワグマとのトラブルを避けるには「突然の出会いを避けること」が重要です。
山に行くときは、次のことを実行して、「安心」もおみやげとしてお持ち帰りください。
〇朝夕の行動は避ける
クマの活動が特に活発な時間帯は、明け方と夕方です。
この時間帯に山に入ることはできるだけ避けるとともに、
これ以外の時間帯も山に入る場合は単独行動はやめ、
仲間で声を掛け合いながら行動しましょう。
〇周囲の確認をする
山菜の場所はツキノワグマがいる可能性があります。
山菜採りに夢中になり、人もツキノワグマも周りの気配に気がつきずらい状況になりがちです。
〇鈴など音のでるものを携帯
人の存在をクマに知らせるために、音の出るものを携帯しましょう。
※山菜採りに夢中になり、立ち止まっていると鈴が鳴らない場合があります
「鈴を持っているから大丈夫」という過信は禁物です!
〇子グマを見たら立ち去る
子グマの近くには必ず母グマがいます。
子育て中の母クマは、子供を守るため神経質になっています。
この時期は特に、怖いものに対する経験がなく警戒心の薄い子グマが人間に近づいてしまい、
子グマを守ろうとする母グマに攻撃されるケースがあります。
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