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『見にきたらええやん 信州こどもカフェ』見に行ってきました!

こんにちは、総務管理課のKです。このところ、職場で風邪が猛威をふるっています。こまめにのどを潤すなど、予防に努めています。

さて、1月14日(日)、NPO法人長野県NPOセンターと県(上田・長野・北信地域振興局)の主催で、「信州こどもカフェ」開設・運営コーディネーター養成セミナー、第1回『見にきたらええやん 信州こどもカフェ』を長野市東部文化ホールで開催しました。

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このセミナーは、食事提供、学習支援、悩み相談など一場所多役の子どもの居場所「信州こどもカフェ」を普及拡大するため、子どもの居場所づくりに関心がある方々を対象として、今年3月まで全3回開催するもので、今回はその第1回セミナーでした。

タイトルの『見にきたらええやん 信州こどもカフェ』・・・ちょっと気になりますよね?これは、セミナー前半に上映されたドキュメンタリー映画『さとにきたらええやん』からきています。大阪市西成区釜ヶ崎にある多機能施設「こどもの里」に密着した映画で、38年にわたって地域の子どもたちの居場所であり続けている活動の記録です。スタッフである大人が『さとにきた』子どもたちに真正面から向き合う姿勢と、地域に見守られ、育てられた子どもたちの、たくましく生きるチカラが印象的で、深く考えさせられた映画でした。

【 『さとにきたらええやん』映画公式Webサイトはこちら 】

セミナー後半は、リレートークとワークショップが行われました。

リレートークは「県内の事例を知る」と題し、千曲市こども未来課職員の宮島裕明さん、東御市青少年サポートチームの牛山廣司さん、須坂市プラザ食堂の東海林文子さんの事例発表がありました。

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最初に、千曲市こども未来課の宮島さんから、ひとり親家庭を地域で支えるサポート事業について事例発表があり、市で把握しているひとり親家庭を対象に市内3か所の公民館で開設・運営している子どもの居場所として、こどもカフェの取組が紹介されました。この事業に取り組む中での効果として、支援を必要としている家庭を具体的支援に結び付けることができた点が挙げられ、子どもの参加人数をどう増やすかといった課題についても報告がありました。子どもを支援するには、家庭(世帯)全体を支援することが必要であると話されていました。

次に、東御市青少年サポートチームの牛山さんから、市内の中学卒業後の青少年を対象に、ボランティア活動として学習・就労支援に取り組み、社会的自立を目指している活動の事例発表があり、学習支援、就労支援のほか追跡調査の活動が紹介されました。追跡調査についての質問があり、必要があれば家庭訪問して学習の状況等を調査し、情報が保護者に届いているか確認するなど、きめ細やかな支援の様子が紹介されました。学習支援については、マンツーマンで教え、学習する曜日は支援者と利用者で決めるなど柔軟に対応しているそうです。

最後に、須坂市プラザ食堂の東海林さんから、市内で開設している子どもの居場所「プラザ食堂」について事例発表がありました。子どもを取り巻く問題は都会の話ではなく身近な問題であることに気付き、地域の課題は地域で解決しようと活動されています。衛生管理に気を遣っていると話され、カレーは煮込むほど美味しく衛生的で作りやすいと紹介。学習支援では市から支援金の提供があるとのことです。学校の協力を得るには?の質問について、最初は協力を拒否されるケースもあるが、学校と接点を持つことが大切と話されました。

ワークショップは「子どもの居場所を広めるためには」と題して行われ、セミナー参加者が困っていること、悩んでいることを付箋に書いて模造紙に貼り、会場内で意見交換を行いました。

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〇ワークショップの時間中に、子どもの居場所の開設場所を提供できる支援者と開設希望者がつながる場面がありました。

〇ワークショップは、熱のこもった意見交換になりました。

・スタッフ(仲間)の人数が増え、活動しやすくなった。

・地域のニーズが見えないという意見については、困難を抱えた子どもが目の前にいて取り組み始めた、すでに活動している子どもの居場所に参加してみるといい、など。

・学習支援の成果はどこで判断すればよいか?の質問については、「がんばったね!」と声掛けするだけで自己肯定感に結び付く、これが大事!という塾講師の参加者からのアドバイス。

・様々な形の居場所があると、子どもに合う居場所が見付けられるようになる。

・「食育」をテーマにした子どもの居場所を運営している。食育なら利用しやすい。利用者の中に混じって、困難を抱える子どもが来てくれればよいと思って取り組んでいる。

これらは当日の意見交換のほんの一例です。今回のワークショップは会場となったホール全体が活発な意見交換の場となり、関心の高さを感じました。

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 セミナーの第1回は大変盛況でした。セミナーは今年3月まで、第2回、第3回へと続きます。

このセミナーの今後の開催予定

〇第2回「子どもの居場所・こどもカフェのプランづくり」

・日時:平成30年2月6日(火)13:30~16:30

・会場:柳原公民館学習室A(長野市大字小島804-5)

〇第3回「具体的な個別プランの発表・交流会」

・日時:平成30年3月13日(火)13:30~16:30

・会場:柳原公民館学習室A(長野市大字小島804-5)

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