北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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広葉樹の変色について

北信地域振興局の林務課です。

職業柄か、移動時などは山の木々の色の異変に目が行きます。

こういった異変の原因として、スギやヒノキでは獣による剥皮被害、アカマツでは松くい虫によるものなどが見受けられます。
また、北信地区では、数年前にカシノナガキクイムシにより、多くのナラ枯れ被害が発生しました。
このナラ枯れは全国的にも多く発生しており、先月、関東方面に車で出かけたときに高速道路からみえた森林にも、それらしい変色が多く見られました。

最近、北信管内の森林において、局所的に広葉樹が変色しているとの情報がありました。

変色した広葉樹

変色した広葉樹

もしやナラ枯れが大量発生か?と心配になり、調査をしました。
近くに行ってみると少し様子が違い、変色して見えているのはナラ類ではなく、ケヤキのようでした。

食害された葉

食害された葉

葉を見ると、網目状に食害されています。
よく見ると…犯人発見‼

ヤノナミガタチビタマムシ

犯人は「ヤノナミガタチビタマムシ」

詳細については林業総合センターのHPミニ技術情報で確認できます。

〈外部リンク〉長野県林業総合センター ミニ技術情報

この被害では立木が枯れることはなく、2~3年で被害が終息するようです。
ナラ枯れではなかったので、少し安心しました。

私たちの生活を保全する大切な森林において、病害虫による被害がこれ以上拡大しないことを願います。

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