北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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北信地域の野生鳥獣対策 ~野生鳥獣からリンゴを守る~

北信地域振興局林務課です。
先日、市町村の有害鳥獣の個体数調整の現場に同行しました。

北信では、果樹の栽培が盛んで、山際までリンゴ畑、ブドウ畑が広がっています。
そんな中で農家の方が頭を悩ませているのが野生鳥獣による作物の被害です。
このような環境では、まさにシカやイノシシ等と隣り合わせの生活。

毎年、果実だけでなく、果樹の新芽や樹皮が食べられてしまうといった相当量の被害が報告されています。

カモシカに食べられたリンゴの新芽

 

そこで、重要になるのが鳥獣被害対策です。
🦌 鳥獣被害対策3つの柱 🦌
 1 防除対策:電気柵の設置など
 2 環境整備:緩衝帯の整備など
 3 個体数の管理:有害鳥獣の捕獲

各市町村では被害状況に応じて計画を策定し、それに基づき、上記の対策を行っています。

今回は、3番の個体数調整の現場に捕獲活動支援のため同行し、実際の活動の様子をうかがってきました。


参加したのは、グループで行う山追いの猟です。
山林内で射手と勢子(山を歩いて獣を追い立てる役)に分かれ、捕獲をします。

これは冬期の捕獲の方法として知られ、雪の深い北信では有効な方法です。
(降雪期は、「わな」を仕掛けても凍結し、作動しなくなってしまうなどの理由があります。)

林務課といえど、冬場の山にはなかなか入ることがなく、雪のある斜面を歩くのは新鮮で苦労をしました。
そんな中でも率先して駆け回る猟友会の方々はやはりすごいなと思うばかりです。

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