北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信州からごきげんよう

北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

山地防災ヘルパーに若い力を!

北信地域振興局林務課治山林道係です。
これから梅雨の時期に入り、夏から秋にかけての台風が多く発生する時期まで、1年中で最も多く雨が降る時期を迎えます。
このため、国では毎年5月20日から6月30日までを「山地防災防止キャンペーン」として、ポスター、パンフレット、ホームページ等の広報媒体を活用して山地災害に対する注意を呼び掛けています。

(写真1)本年度の山地災害防止キャンペーンポスター

 

北信地域では、平成23年に栄村中条川、平成29年に飯山市井出川で大規模な山腹崩壊と土石流が発生し、記憶に新しい昨年の台風19号の際には、沢水の増水等により多くの林道が通行止めになり、管内の森林整備事業に大きな影響が生じました。

(写真2)飯山市井出川の山腹崩壊の状況

 

ここで突然ですが、皆さん「山地防災ヘルパー」を御存じですか?

山地防災ヘルパー(以下、「ヘルパー」といいます。)は、山地災害や森林保全に知識がある方の中から県が認定し、ボランティアで山地災害に関する情報収集と県への報告をお願いしています。

山地災害の規模が大きくなるほど、現地調査や情報収集の範囲は広く、多くの人員も必要となるため、各地域にヘルパーが配置されることで、山地災害に関する情報収集等の広域化・迅速化が期待されます。

しかし、これまでに御活躍いただいたヘルパーの皆様の高齢化に伴い、活動を辞退したい御意向の方が増加している現状となっています。

そこで、北信地域の森林をフィールドに森林整備事業等を展開し、山地・森林の状況に詳しい北信州及び栄村の両森林組合にヘルパー活動への協力をお願いしたところ御快諾をいただき、北信管内6市町村の事業担当者から各1名、計6名の若手職員(20代後半から40代前半)をヘルパーに御推薦いただきました。

(写真3)北信州森林組合で新たにヘルパーに認定された5名の皆さん

(栄村森林組合からも1名が認定されています)

 

写真でヘルパーの皆さんの左腕に輝いているのは、ヘルパーの腕章です。

(写真4)山地防災ヘルパーの腕章

 

ヘルパーの皆様には、森林組合の業務の範囲で災害情報の収集に御尽力をいただき、安全に留意した活動をお願いしたいと思います。

また、県民の皆様には、以下のホームページに掲載された山地災害に関する危険信号などを参考にしていただき、山地災害が発生した場合、発生のおそれがある場合には、速やかな避難と危険な場所には近づかないよう御留意をお願いします。

山地災害に関する林野庁ホームページ
https://www.rinya.maff.go.jp/j/saigai/saigai/

※上記ホームページにアクセス後、ポスター画像をクリックしてください。

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