2015.08.07 [ その他 ]
おたり夏の探検ツアー 「これは何だ?」…「砂防ダムだ、土木アートだ。」大迫力に感動!
【鋼製枠構造堰堤、土砂捕捉前と後】
形鋼や鋼管で形成されたフレームを平鋼、棒鋼などでスクリーン状にカバーして玉石等を中詰めする構造で、軟弱地盤でも設置が可能です。
平成15年に完成しました。
実はこの堰堤が、昨年の11月22日に発生した神城断層地震において、流下した土砂等を捕捉し、人家や県道を災害から守りました。
【ワイヤーネット堰堤】
ワイヤーネットでできた砂防堰堤です。
ちょっと頼りない感じはしますが、しっかりと土砂を止めることができます。河床にあまり手を加えずに容易に架設ができ、環境面に優れています。
【スーパー暗渠堰堤】
異常土砂流出の際は、天端までの堆積空間により土砂を貯留し、一時に下流へ土砂が流出することを防ぎますが、平常時は流水が暗渠部を流れます。落差ができないので水叩き等の工事が不要となりコスト縮減が図られています。水生生物の往来も妨げないため環境面でも優れており、眼鏡橋的なデザインで景観にも配慮されています。
以上、全ての砂防堰堤についての見学箇所を御紹介いたしましたが、実はこの後には日本三大崩れの稗田山崩落跡の見学も実施いたしました。
そのことについては、後日別に紹介させていただきます。
この「ドボクアート砂防ダム巡りバスツアー」は、小谷村観光連盟が主催していますので、バス代、昼食代、保険代だけの実費(6000円)で運営されています。
村職員がガイドをしていますので、砂防ダム以外の地域の生の情報を、たっぷりと知ることができます。
今年は申し込み終了ですが、来年も実施するようなので、ちょっと変わった体験をしてみたい方に、お薦めのツアーです。
ツアーの詳細は、こちらです。
http://otari.3zoku.com/otari-kanko.com/tour/tourdetail.php?no=14
小谷は、これ以外に魅力がいっぱいです。是非小谷村にお越しください。
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