南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!【写真:飯田市下栗の里】

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!【写真:飯田市下栗の里】

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【信州山の月間】 山里文化の魅力再発見!~せいないじ村塾(前編)

こんにちは!  商工観光課です。

 

豊かな山里の文化が受け継がれている  南信州  清内路地区(阿智村)

この春、清内路公民館主催の「第1回 せいないじ村塾」開催(5/18)、南信州ファンの私ですが、清内路

には今までご縁がなかったので 「地域をぜひ知りたい!」 参加させていただきました。

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新緑の山々に囲まれた下清内路地区(観音山公園より望む)

 

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「清内路振興室」前に集合  今日はグリーンツーリズム・インストラクターの資格を持つ ”おらほの夢先案内人”

3名の方々(左から 岡本さん 原さん 櫻井さん)が村内のさまざまな地域資源を案内してくださいます。 
ワクワク! 楽しみです♡

 

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まず、一番目は、有名な「一番清水」

昼神温泉から清内路地区に入って間もなくの国道256号沿いに湧き出る名水。

”おいしい水”として大人気 県内外から水を汲む人が集まるスポットです。地元の「一番清水の会」

の皆さんが清掃美化活動や地域おこしへの活用の研究を続けられています。

平成22年に「信州の名水・秘水」に選定。 地区内には他にも、出づくりの力水、おおまきの

岩清水、銭上の入水など多くの湧き水があるそうです。

”清流の里 清内路”のとおり 水豊かな土地です!

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一番清水の近くから見える向かいの山の中腹にある 「出づくりの家」を教えていただきました。

「出づくり」とは、全国でも2ヶ所しか現存しないという珍しい風習。 集落周辺に農地が少ないため

山の中にもう一軒家を建てて、夏場はそこで農林業を行なっていたそうです。現在、移り住んでいる

家庭は3軒程。

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「姿見不動滝」    国道256号沿いの脇道を徒歩ですぐ  落差 19.9m 幅 6.3mの堂々たる滝。

別名”姿見不動”として、地元の信仰の対象となっており、毎年4月28日には「不動講」のお祀りがあり、檀家は

清内路だけでなく、飯田市山本にも大勢いるそうです。

「信心の厚い人には滝の裏の大岩にお不動様の姿が見える」との言い伝えがあるそうですが、夢先案内人の

お三方は「見たことない」!?

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旧清内路村役場から下清内路地区内を歩き、諏訪神社へ向かいます。古い建物が点在する風情のある

旧道です。街並みの写真を使った観光ポスターも評判になったそうです(下写真 平成19年度日本観光

ポスターコンクール特別賞受賞)。

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下清内路地区の諏訪神社  奉納煙火の開催の地として大変有名です。

清内路には氏神の諏訪神社が上下二社あり、伝承によれば上清内路諏訪明神は諏訪大社下社より

下清内路諏訪明神は諏訪大社上社より 慶長3年(1596)に迎えられたとされています。

(上が下 下が上 というのが面白いですね!)

※清内路の「手づくり花火」について(平成4年  県無形民俗文化財に指定)

この花火は、上清内路煙火同志会と下清内路煙火有志会のふたつの保存会によって製造され、

毎年10月上旬にそれぞれの神社で奉納されています。

古文書や古老達の言い伝えによれば、江戸時代に村の特産物であった煙草と木櫛の行商で三河地方

を訪れた村人が、煙草と引換えに火薬製造の秘法を伝授してきたことがこの花火の原点とされています。

享保16年(1731)の社堂再建を祝って奉納されるようになって以来、飢饉の年も戦中戦後の混乱の中も

決して途絶えることはなく、280年余りの歳月を経た今日まで受け継がれています。

本県の時代を画する一大イベント 信州博覧会(’93) と 長野オリンピック閉会式(’98) でも披露されました。

 

村の人々の荒ぶる魂が燃え上がり 激しく美しく花を咲かせる秘伝の仕掛け花火の数々 奉納煙火の祭 ぜひこの秋

この目で拝見したいものです。

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下清内路の人々の信仰と憩いの場 観音山公園 ここから地区全体を見渡せます(記事冒頭の写真)。

三十三体の観音像が集落を見守ります。公園にはかつての小学校の跡があり、夢先案内人の方の

美声による校歌のご披露がありました(拍手)!

 

清内路地区の魅力と不思議あふれる地域資源を学ぶ「せいないじ塾」 まだまだコピット続けますが、

今日はここまで。 ごきげんよう さようなら。(美輪明○さん風に・・・? 後編に続きます)

 

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村の天然記念物 ”黒船桜” 今春の満開の姿

 

【 トピック!!    高校の日本史教科書に「清内路」がコラムで登場 】

(株)山川出版社の発行する高校生用の日本史教科書「詳説 日本史B]にコラムで清内路の事が掲載

されました。著作者は、長く清内路の歴史を研究されてきた 東京大学名誉教授 吉田 伸之 先生

以下に文章を転載させていただきます。

 

「山里の歴史と古文書」

信州南部に清内路という美しい集落がある(長野県下伊那郡阿智村)。ここは中央アルプス東側の山間部で、

緑豊かな森林資源にめぐまれる山里である。村の中央を走る道路(旧伊那街道)は、伊那谷から木曽谷の

中山道を結ぶ重要な交通ルートであり、かつては幕府の関所がおかれた。この村には、近世から現代にかけて

数多くの古文書が残されており、大学や地域の研究者によって調査や研究が進められている。

これらの古文書には、かつてこの山里を生きた人々が、山と関わりながら、伐採や炭焼、木材加工などを軸に

働き暮らしたこと、材木やたばこ・木櫛の生産や運送を通じて江戸や名古屋、さらには上方など遠隔地との

関係をもったこと、祭や花火・芝居を楽しみながら個性的な文化を育んだこと、などが明らかになる情報が

たくさん含まれている。かけがえのない古文書一点一点を大切に未来へ伝え、失われた過去や、今に

つながる地域の歴史から学びながら、山里の現在と将来を考えることは、今を生きる私たちに果たされた

大きな責任なのである。 

(阿智村HP 「清内路地区」 ”旬の情報”より転載)  

  http://www.seinaiji.jp/index.html

  

 

 

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