信州魅力人

信州の魅力、それは長野県内で頑張るつくり手たちの魅力。そんな魅力人の想いをお伝えします

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「身体」も「心」も健康であることを求めて ふるさとの魅力を「次の時代」へ

真っ白な雪の中に漂う、ハト麦を炒る香ばしい香り。
雪深い長野県信濃町の黒姫和漢薬研究所本社工場では、たくさんの健康茶がつくられています。
他の企業の名前で販売されるOEM(相手先ブランド名製造)を含めると、その種類はおよそ400種類。詳しくは書けませんが、ファミリーレストランで飲む「あのお茶」や、化粧品メーカーが販売している「あのお茶」も、黒姫山のふもとでつくられています。

「創業以来60余年、求めているのは身体も心も健康であること」
信州に根ざしたすごいものづくりと、それをつくり上げる匠たちの魅力にせまる「信州魅力人」黒姫和漢薬研究所社長狩野土さんの3回目では、健康茶づくりの枠を超え「地域づくり」にかける想いをご紹介します。


「人間復興」「大自然健康づくり」

―黒姫和漢薬研究所の健康茶づくり、その根底にはどんなお考えがあるのでしょうか?

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一つは、「人間はみな素晴らしい」ということです。
人間は皆大切な使命をもって生まれてきている。例えば、体に障害をもって生まれてきた子供も、病院で寝たきりのお年寄りの方も、みんな使命を持っている。私たちには、「人間復興運動」という会社の創業理念があり、人間が人間として生きるということに役立つということが、私どもの会社の理念のベースにあります。

そして、もうひとつは人間は生かされている存在であるということです。大自然…大宇宙と言ったらいいと思うんですが、この中で私たちは生かされている存在です。
これらを創業理念として、「人間復興運動」と「大自然健康づくり運動」と名付け、受け継いでいます。
黒姫和漢薬研究所は今から60年前に、私の父が創業したんですが、これらを創業理念として欠かすことなくずっと続けてきている。会社の中、朝礼などで言葉にしています。
また、私どもの企業理念の中でもっとも重要なのが「環境理念」です。今の幸せや健康を作り出すと同時に、「次の世代」に技術や自然環境を伝えていくということです。

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地域のスポーツ文化を支える活動

―「次の時代」ですか。自然環境といえば、この信濃町・黒姫は雪深くて静かないい場所ですよね。黒姫高原といえばスキー。に黒姫和漢薬さんは地域のスポーツ活動にもすごく積極的ですよね。

まずはクロスカントリースキーですね。
私どもの社員で、トリノオリンピックにも参加した、駒村俊介選手がいます。
国体の長野県代表にもなりました。
彼へ支援や応援をするだけではなく、我々も一緒にスポーツをします。私は決して一流選手ではないですが、一生懸命スポーツを続けています。

―御社の規模の会社が、スポーツ選手を支援するというのは大変なことですよね。

それはもう大変です。
私は今、信濃町観光協会の協会長でもありますが、信濃町の環境を考えたときに大切なのは、一つはスポーツ、一つは健康、もう一つは環境です。
これらは決してバラバラなものではなく、スポーツも健康も環境も、実は三位一体で、全てが大事な資産なんですね。「環境」というと、とかく自然環境のことを言われがちなんですが、私は、欠かせないのは人間が持つ環境、「ヒューマンリレーション(人間関係)」だと思っています。もう一つは、伝統的に技術を積み重ねてきた環境です。スポーツは、それが結集した象徴的なものであると思います。
ですから、スポーツ選手の支援は、我が社の体力からすると大変なことなんですが続けている。それを受け止めてくれる選手も、普段からそう思っていますので、夏場には仕事を手伝って、駅前でデリバリーなどもしています。

もう一つは、地元のクロスカントリースキーです。私はコーチとして関わっていますが、これも次の世代、子どもたちへの支援です。
信濃町には日本でも有数のクロスカントリースキー場があります。黒姫高原のクロスカントリースキー場です。このクロスカントリースキー場の会長としても支援をしています。子どもたちの支援を通して次の世代に「環境」の大切さを伝えることで、子供たちにもこの町を好きになり、誇りに思って、またいつか帰ってこよう、と思ってもらうというのが大切だと思っています。


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岐阜県高山市で2月14日~17日に開催された第67回国体冬季大会スキー競技会。黒姫和漢薬研究所所属、32歳のベテラン駒村俊介さんは、成年男子40キロリレーでチームを引っ張り3位に、成年男子B10キロでは2位に入るなど健闘しました。


―冬もいいですが、夏の信濃町も素敵ですよね。

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夏は、工場見学に力を入れています。
社内には漢方のドクターがいるので、工場見学に加えて、漢方講座を設定しています。
工場を見て、さらに講座で学んだことを家に帰って自分の健康づくりに活かせるようにきっかけづくりをしています。



―これから長野県でも力を入れようとしている「産業観光」ですね。信濃町は自然環境もいいし、涼しい。しかも「ものづくり」だけではなく「健康」も学べるという、知的好奇心を刺激するようなそんなツアーですね。

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スポーツ事業にも力を入れています。例えば先述したトライアスロン。私も自転車は趣味で続けていますし、地元放送局でも放送される「野尻湖トライアスロン」も、私は大会副会長として、いろんな意味で支援していきます。



―野尻湖トライアスロンも、スポーツ大会という側面だけでなく、観光に繋がってくるとうれしいですね。

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トライアスロンというスポーツは、最近、健康づくりと考え方のマネジメントという観点から取り組むビジネスマンの方が多いんですね。
そういう意味ではトライアスロンというスポーツは、信濃町の魅力を全国に発信できる「発信力」のあるスポーツだと思っています。ぜひこれからも、地元放送局とも一緒にトライアスロンを続けていきたいと思います。

―最後に、夢をお聞かせください。

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最終的には世の中が、人間らしく生きるという意味で、「生涯現役」といわれるような、寝たきりにならない人生を歩む人が100%の国にすることが私の夢です。
たとえ病を持っていても、生涯、自分の夢を語れるような、そういう状況を作り出すこと。これが私ども黒姫和漢薬研究所の夢です。

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