2016.10.12 [ その他 ]
合同会社ジェーシーエム(岡谷市)「ITのチカラを介護分野へ」【いいね!企業インタビュー①】
-長野県ではサービス産業のなかでも特にIT産業振興に力を入れています。
最近のIT業界の現状についてはどう思われますか?
(藤森さん)
IT業界は初期投資が少なく敷居が低いですが、一方で競合が激しく仕事が取りにくいという面があります。単にシステム開発に詳しいというだけでなく、何か特殊な強みがあったり幅広いネットワークを持っていたりすることが重要かと思います。特に長野県は首都圏へのアクセスが良く、物価も割安なため、ソフトウェア業をやるには良い場所だと思います。
-初期投資が少なくて済むというのは大きな特長ですね。
パソコンがあれば仕事ができるという性質上、多様な働き方にも対応できそうですね。
(小野さん)
自宅でも仕事が出来るというのは助かっています。急に職場に来れなくなってしまったときパソコンをつないで家で作業を進めることもあります。
-柔軟な働き方ができるということはワークライフバランスの充実にもつながりますね。
(小野さん)
そうですね。特に子育て中の女性にとっては働きやすい環境になり得ると思います。
(藤森さん)
可能であれば地域の主婦の方にもデータ入力等の仕事を任せていくことで雇用創出につながればと思います。IT経験者で今は仕事をしていないという人の中には、かなりのスキルを持っている人もいるはずです。
-最後に今後の目標や今考えていることを教えてください。
(藤森さん)
会社をどんどん大きくしたいというよりは周りの人が少しでも豊かになるようにしてきたいです。アベノミクスで世間全体の景気はよくなっているかもしれませんが、地域の中小企業にはなかなか届かず、格差も生まれているように感じます。特に、介護職の方は比較的低い給料のなかで大きな業務負担を強いられています。当社のシステムを使って、少しでも業務負担を軽減したり介護の質を向上させたりできれば、と思います。会社を経営するからには収益性も大切ですが、目の前のお客さまを見ながらバランスよく仕事が出来るよう取り組んでいきたいです。
-長野県としても地域が少しでも豊かになるよう県内の企業を最大限サポートしていきます。
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