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武井田川水門及び排水ポンプ車の操作研修会

こんにちは。諏訪建設事務所のMです。

降雨のシーズンを迎えるに当たり、豪雨災害時等の迅速な対応を行うため、武井田川の水門閉鎖と排水ポンプ車の操作研修会を平成28年6月15日(水)に実施しました。

平成18年7月の豪雨を契機に武井田川水門と鴨池川水門が設置されました。当時、諏訪湖周辺では浸水面積560ha、浸水家屋2541戸の甚大な浸水被害が発生しました。特に、武井田川及び鴨池川周辺では、諏訪湖の水位上昇による逆流により、浸水面積192ha、床上39戸、床下107戸の多大な浸水被害を被ってしまいました。

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武井田川水門 (平成28年6月15日 撮影)    水門操作時の様子 (平成28年6月15日 撮影)

この災害の対策として、諏訪湖から武井田川などの流入河川に逆流しそうになった時、両河川の河口に水門を設置することで、逆流を止めることができます。

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水門閉鎖 (平成28年6月15日 撮影)

また、諏訪湖からの逆流を防止するために水門を稼働させた場合に、排水ポンプ車により上流の水を諏訪湖へ強制的に排水します。

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排水ポンプ車 (平成28年6月15日 撮影)    ポンプ投入の様子 (平成28年6月15日 撮影)

平成19年度に飯田建設事務所、平成21年度に北信建設事務所、平成24年度に諏訪建設事務所へそれぞれ1台の合計3台が長野県に配置となりました。県内の河川において内水等による浸水被害が発生した場合に、水防管理団体が行う水防活動を補完し、浸水被害の軽減、若しくは復旧を速やかに行うことが目的です。また、必要に応じて国土交通省千曲川河川事務所管轄の6台や天竜川上流河川事務所管轄3台の排水ポンプ車と連携し、効率的に運用します。

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ポンプ設置の様子 (平成28年6月15日 撮影)    排水の様子 (平成28年6月15日 撮影)

排水ポンプ車の最大排水能力は、長さ25m、幅12m、水深1mのプール300㎥の水を10分間で除去できます。

以上、平成18年7月と同様の豪雨が発生しても被害が軽減できる対策となっていますが、非常時にこれらの設備を活用できなければ意味がないので、今後も研修会等を行っていく予定です。

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